前回の観察で、サシバがこの辺で営巣、若しくは生活しているのではないかと思ったので、もう一度行ってきました。
この日はあまり近くは飛んでくれませんでしたが、何度も現れたので塒(ねぐら)か縄張りにしていることは間違いないと思います。
調べてみると、早ければそろそろ巣立ちの時期です。
今分かっていることは、最低でも雌雄2羽はいて、朝に森の中から飛び出し、主にオスが動き回っている。
ということです。
サシバの抱卵は主にメスが行い巣から離れず、オスは抱卵中のメスに餌を運ぶそうです。
孵化して抱雛中もメスは巣からあまり離れないらしく、ある程度育つまではメスは雛にかかりっきりになるようです。
それを考えると、今現在頻繁に見掛けるのがオスでメスをあまり見ないというのは、このカップルが営巣しているということではないでしょうか。
私は黄点から観察していて、オレンジ線と紫線が山の尾根です。山と言っても標高100メートルぐらいですが。
ほんとは赤点の辺り(田んぼ)、から観察した方が近いのですが、サシバは水色線の谷に行くことが多く、赤点からだと紫線の尾根が邪魔で見えないのです。
最初にサシバが飛んでいたのを見つけたのがPの所で、その後何度かやはりPで観察していて、たまにしか現れないと思っていたのですが、実はその奥のPからは見えない場所で動いていたのですね。
サシバの繁殖期の縄張りは、巣を中心に半径500メートルぐらいらしいので、ここの田んぼ辺りで狩りをしていると思うのですが、今の所その感じはありません。
もしかすると夕方に狩りをしているもしれないので、週明けは夕方まで観察しようと思っています。
今の所数時間いると2度ほどは近くをかすめてくれます。笑
やっと木停まりからの飛び出しを撮影出来ました。
おおよそ500メートル離れてますが。笑
観察途中にハチクマがやって来ました。
ハチクマはここら辺りにはたまに気まぐれで現れるようです。
こちらはオスのハチクマです。ハチクマは6月から繁殖期らしいので、そろそろ営巣している頃だと思うのですが・・・
サシバはカラスやノスリに対しては飛んでいると警戒するように飛び出してくるのですが、ハチクマに対してはスルーです。
繁殖地と越冬地が被っていて、渡りの時期には一緒に渡って行くので仲間意識があるのでしょうか?
2種が合同で行動する方が群れが大きくなってリスクが減りますからね。
尾根のてっぺんに。笑
距離700メートルなので点ですね。笑
ともあれサシバの生活圏が絞れたので、今後は、狩りだったり、餌を食べているところ、木で羽繕いをしているところなど彼らの「日常」を観察出来たらなと思います。
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