今日もサシバ観察に行ってきました。
朝のうちに山を少し歩きました。
山中に開けた場所無いかなと探したのですが、ありませんでした。
この辺の山は広葉樹メインの里山で、最近はあまり手入れもされていないようです。
その方が鳥達にとっては隠れる場所も多いと思いますが。
いつもの所でサシバを待っていると、なんとイカルが。
イカルは北日本や北海道の個体が冬になると関東以南に越冬しにやって来ます。
なので、冬には100羽以上の群れで見るというイメージで、私は夏に見たのは初めてです。
もしかするとこの辺で繁殖しているかもしれませんね。
そしてカワセミが餌を持って山の中に入っていくのを見掛けました。
川から直線で数百メートル、標高は数十メートルでしょうか。
山の中に巣を作っているようです。
ここには私の好きな花の、
オカトラノオが咲いています。
名前は勇ましいですが、一輪一輪が小さく可憐で可愛いです。
私は最近山や川に行く時は、自分で編んだこういう物を付けています。
色合いからオニヤンマと勘違いして虫が寄ってこないのです。
ネット通販ではリアルなオニヤンマのブローチが売られていますが、SNSでトラロープ(工事などで使う黒黄のナイロンロープ)でも効果あるよという書き込みを見たので、自分で作ってみました。
携帯用アースマットも使っているので蚊に対しての効果は分かりませんが、少なくとも目に纏わりついて鬱陶しいクロメマトイは寄って来なくなりました。
サシバ出ないなぁ思っていると、ここで一緒にサシバを撮っている鳥友さんが来て、出てくる場所を見付けたと教えてくれました。
そもそもこの近辺の鳥がいる林道を教えてくれた方です。
週末に来ていて絞り込んだらしいです。
ありがたいです。
という訳で移動したらすぐに、
ハチクマが現れました。
同時にサシバも。
とは言え威嚇の為に出てきたわけではなさそうです。
ハチクマとサシバは繁殖地と越冬地が近く、渡る時も一緒に大きな群れを作って渡るので、敵対していないのではと思っています。
右がハチクマ、左がサシバなのですが、サシバはハチクマの数百メートル後ろにいるので、実際はこんなに大きさに差はありません。
ハチクマで全長(頭から尾羽まで)57~61cmで、サシバが47cm~51cmです。
何処かに停まってくれると嬉しいんだが・・・と探していると、
見通しに良さそうなモミの木のてっぺんに!!
慎重に時間を掛けて近づきます。
100メートルまで近づきました。
おぉ!羽繕い!
遂にサシバの「日常」を垣間見ることが出来ました。
羽繕い後のブルブル。
もう少し近づきたいのですが、ご覧通りこれ以上近付くと、手前の木で隠れてしまいます。
それ以前にこの先に民家があって物理的にも近づけないのですが。笑
顔カイカイ。
飛び出し。
こちらはオスのようです。
うぉーヤバい!カッコイイ!!
教えていただいて感謝します。一生ついて行きます。笑
結局2時間ぐらいの間に2度ここに来たので、お気に入りの木なのでしょう。
一度目は空に向かって飛び出し、2度目は森の中に飛びました。
ここはぐるりと周囲を見渡せるし、危険が迫れば森の中に逃げ込めるので良い場所なのかもしれません。
1度目も2度目も私の不注意で飛ばせた訳ではなさそうだし、100メートルの場所にいて、2度目も来たということは、ここには居ることは許されたようです。
もちろん彼は私に気付いているはずです。
昼過ぎに2羽のサシバが出てきました。
こちらの個体は尾羽の横縞が3本。
こちらの個体は2本なので、違う個体です。
飛び出しの写真はオスで、尾羽の横縞が3本なので、2本がメスのようです。
サシバの雌雄を見分けるのは、眉班の有無が一番分かり易いのですが、お腹側の写真だと私には見分け付かないですね。
ちゃんと調べ始めたのが最近のにわかなので。笑
私のブログの6月18日の記事で、お腹に横縞の無い若いサシバがこのオスの相手だと思っていたのですが、どうやら違ったようです。
平均的には6月下旬から7月上旬に巣立ちらしいのですが、狩りをしたり、餌を運んでいたりしているところを見たことがありません。
ここのつがいの繁殖状況がどんな感じなのか知りたいですね。
昼からは用事があったので、クルマに向かっている途中に、
ハヤブサが通過していきました。
以前近くの農家の方と話す機会があり、お話を聞いているとこの辺りの田畑は有機農法でやっていると。
猛禽類や鳥類が豊富なのはそれが理由かもしれませんね。
有機農法は手間がかかると聞いていますが、微生物、昆虫、爬虫類、両生類など鳥の餌になってくれる生き物が多いのでしょう。
それと、スギなどの針葉樹を植林している所はありますが、広葉樹も豊富です。
広葉樹の種子が好きな鳥も、針葉樹の種子が好きな鳥も集まってきます。
とてもいい場所です。
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