2年ぶりぐらいに行きました。
うちからだと片道約200キロ3時間です。
全国の山の天気の情報を発信しているサイトを見て日にちを決め、出発したのですが、現地に着いたら、
小雨が降っていました。
サイトでは登山指数をA~Cで表していて、午前中はAだったのですが、よく考えると、晴れるとは言ってないんですよね。
この時期ならピーカンよりも薄曇りぐらいの方が登山はしやすいでしょうし・・・
ですが、山の天気は変わり易いので1時間半ほど待っていると、雨は止みました。
いい方に変わって良かったのですが、変わり易いと言いながら、そんな時は悪い方に変わるとは考えない、考えたくないものなんです。笑
これは車山ですが、山頂付近には雲がかかっています。
山頂とその先の湿原にも行きたかったのですが、やめて、駐車場裏の方にあるニッコウキスゲ群生地でノビタキを撮ることにしました。
晴れてはいませんが、今回は念願の、ニッコウキスゲに停まるノビタキを撮りたいですね。
一昨年に来た時は天気は良かったのですが、時期が遅すぎて、ニッコウキスゲの旬が終わっていたのです。
まだモヤっていましたが、風があるのでポイントに向かいます。
遊歩道を歩いていると2~3人カメラマンがいます。
レンズの感じから野鳥カメラマンであることは分かります。
この辺の遊歩道に入ってすぐは道が狭いので、以前撮影したことのある場所に向かいます。
遊歩道を歩いて5分ほどです。
ニッコウキスゲです。右のムラサキはノアザミでしょうか。
ここら辺りだと三脚を立てても人が歩けます。
三脚をセットしてすぐにレンゲツツジ(既に花は終わっています。)にノビタキが停まりました。
バックと前ボケ(右の方の黄色)にニッコウキスゲが入っていい感じです。
裸眼で見付けた時はメスだと思っていたのですが、撮影中に雛だと分かりました。
これはラッキーです。
今の時期なら雛の所には高い確率で親が餌をやりに来るはずです。
私はこの時期のあまり馴染みのない場所での撮影に時はまず、雛を探し動向を追います。
労せずに親も撮れるからです。
春先はメスを探し、動向を追います。求愛給餌だったり、交尾はオスがメスの所にやって来てする場合が多いからです。
すぐに親鳥がやって来ました。
ノビタキのオス。通称のび太です。
メスは雛のような色合いですが、オスはこういう色です。
鳥にありがちな派手なオスに地味なメスのパターンですね。
一番近くに来てくれたのがこれで、10メートル以内でした。
ノビタキは夏に日本で繁殖して、東南アジアなどで越冬します。
実はノビタキは、秋の渡り時期になれば、地元や隣県の河川敷や葦原で見ることが出来ます。
ですがその時にはオスも換羽してメスの同じような色になっています。
オスのこの色を見るのは繁殖地に行くしかないのです。
親鳥が餌を運んできました。
雛がガッツリお尻を向けているのであげてる所は見れませんでした。笑
ですがフワフワの下尾筒(尾羽の付け根)が見れたので満足です。
私は鳥の下尾筒フェチです。笑
雛はまだ欲しいようですが、親鳥は「スン。」笑
雛は見ての通り結構大きく、自分でも餌を獲りはじめているようで給餌回数は多くなく、この後は見えない所へ移ってしまったので給餌をまともに撮れたのはこの時だけでした。
メスを見掛けないので、別の雛といるのかもしれませんね。
しばらくすると念願のニッコウキスゲに停まってくれましたが、後ろ向いてるし花は満開じゃないし・・・・・
今度は花はいい感じですが、はモヤってるし・・・・・
平地や標高2~300メートルの山ならモヤっているは霧やそれこそ靄ですが、ここは標高2000メートル近いので雲です。笑
そして恐らく、最初の場所を離れたの原因は多分彼のせいです。
ホオアカです。
彼がやって来て囀りだしたら、移動を始めました。
ぐぬぬ余計なことを。笑
ホオアカは名前の通り、都市部でもよく見掛けるホオジロに近い種です。
ホオジロ科ホオジロ属ですから。
それにしても、人でいう頬の部分が白いからホオジロ、赤いからホオアカって。笑
腹が白いからシロハラ、赤いからアカハラという種もいますが・・・笑
ホオアカは冬になると本州西部、四国、九州などで越冬します。
レンゲツツジに停まって、バックにニッコウキスゲという構図いいですね。
レンゲツツジが咲いていると、ちょっとうるさいかも。
これはなかなか綺麗です。
この時が一番明るかったのではないかと思います。
この日は片道3時間で往復6時間の移動で、撮影は2時間半でした(雨待ちもあったので。)。笑
気温は15度前後で、風速が8メートル程だったのでヤッケを着ていても肌寒かったです。
ですが、連日暑かったので久々に寒さを感じられたのと、念願のニッコウキスゲに停まるノビタキが見れたので満足です。
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