彼岸を境に空気感が変わり、10月に入り気温が下がりました。
昨日などは朝はクルマの暖房を入れ、帰りは冷房というね笑
ここの所、鳥見というよりは冬鳥来てるか?とか、冬鳥の餌になるドングリや木の実が落ちてるか?とか、鳥達が隠れるための下草や葦、ススキが刈られてないか?などを見て回ってました。
冬シーズンに一度は行く、ミサゴの冬の狩場に行ってきました。
川幅200メートルの一級河川で、8月末頃から産卵の為にアユが川を下る(落ち鮎)のでそれを狙って狩りに来ます。
川幅が広いので、近くで狩りをしてくれるかは個体の性格や、魚が泳ぐルートなどで変わります。
今年は今の所2羽が狩りに来ているようです。
一昨年は4羽ぐらい来ていて、近くで狩りをしてくれた個体もいました。
一昨年の写真です。
川の上でホバリングして魚の動きを見て飛び込みます。
カワセミも水に飛び込んで魚を獲りますが、カワセミは嘴で、ミサゴは脚で掴みます。
こちらも一昨年の写真で、私のミサゴ写真の中で一番気に入っている写真です。(通称ダーウィンポーズ)
上の写真と同じ個体で、この個体はカメラマンがいても近くに何度も飛び込んでくれました。
今年はまだ警戒心もあるようで近くでは飛び込んでくれませんでした。
遠くでの飛び込みばかりだったので、動画で撮ってみました。
170メートル向こうでの狩りです。ホバリングから飛び去るまでのミサゴの狩りの一部始終が撮れました。
春のアユの遡上数が今年は去年より少ないので当然落ち鮎も少ないはずですが、それがミサゴにどういう影響があるか興味があります。
ミサゴを待っている間にサギ類やイソシギなどを撮っていたのですが、こんな動物も顔を出しました。
イタチです。
時に弱っている鳥や雛を襲うこともある憎い奴ですが、こんな顔されるとニヤニヤしてしまいます。
消波ブロックの隙間や、イタチの横に写っている水抜き用の塩ビパイプを利用して移動しながら、魚や水生昆虫などを食べていました。
ヒョコッ、ペロ。
はぁ~可愛い笑
何ヶ所か冬に行く森や公園を廻ってみましたが、特に変な状況になっている場所は無く、その点は安心しました。
好きな雨水調整池にも行ってきました。
よくカワセミを観察している所です。
池ではなく近くの川で狩りをしていました。
朝でシャッタースピードが上がらず、首をブルブルした写真が・・・笑
この個体は池の方でも何度か狩りをしてくれたのですが、止り木に葉が残っていて身体が隠れていたので、飛び込みの写真は撮れませんでした。(体が見えていれば飛び込むタイミングが分かるので、水に飛び込んだ瞬間の写真を撮れます。)
この写真を見ると、嘴下側の根元だけに赤色が見えるので、今年生まれの若鳥だと思うのですが、この日はチラッと2羽見ただけで、ほぼこの個体がここにいました。
通常嘴下側が赤いのはメスなのですが、ほぼ全体が赤くなります。
そして生まれて半年ぐらいまでは若いオスでも根元が赤いままの個体がいるので、この個体はまだ雌雄は判断できないです。
赤色が半分ほどまでいっているのでメスの様な気はしますが。
ここは近くに田畑があるので、たまにチョウゲンボウ(日本最小のハヤブサの仲間)が狩りをしています。
キジバトぐらいの大きさです。
この日は狩りではなくカラスにからかわれていました笑
ハシボソガラスのようです。
最初カラスは3羽でしたが1羽はすぐに飽きてしまったのか離れて行きました。
からかわれてと書きましたが、あくまで私が観察した感想です。
ですが見ているとそうとしか思えないんですよね。
具体的、科学的には説明できないんですが。
デカの勘と一緒です笑
ハヤブサ系の鳥は直線的に飛ぶのは得意ですが小回りはききません。
それに耐久力もないので、カラスなら容易に追いつけそうですが、付かず離れずでギャーギャー言いながら追い掛け回します。
暫くすると飽きたのかやっと解放されました。
ホットしたような顔してるように見えます笑
と思ったら・・・・・
直後にハクセキレイの若に威嚇されました。
踏んだり蹴ったりですね笑
こういう場合ハクセキレイがモビングしたという人がいますが、厳密にはこの場合はモビングではありません。
モビングは「小鳥が捕食者である外敵に対して攻撃をしかける行動。」だからです。
チョウゲンボウの主な餌は昆虫や爬虫類、ノネズミなどの小型の齧歯類で、鳥を襲うことはほぼほぼ無いからです。
はいそうです、私はめんどくさい奴です笑
夏をここで過ごすゴイサギもまだいました。
赤丸が全部ゴイサギで、黄丸はコサギです。
こちらも赤丸がゴイサギ、黄丸はカワウです。
これだけいると当然ですがあちこちで小競り合いが起こります笑
ちょっとぐらいずれても大して変わらないと思うのですが、ベストなポジションを巡っての争いが絶えません笑
アオサギ先輩はここがいいと思ったら、有無を言わさず力ずくで奪います笑
池にはコガモが来ていました。
まだオスがエクリプス(繁殖期を終えたあとのカモ類の雄で一時的に見られる、雌に似た地味な羽色。)の状態なのですが、10羽程いました。
この時期コガモがカルガモの近くにいると、鳥に興味ない人にカルガモの雛と勘違いされています笑
小さくてもいい大人です笑
少し前になりますが中秋の名月が満月で、写真に撮りたかったのですが曇っていて撮れませんでした。
これは3日後ぐらいの月です。
コガモを筆頭に冬鳥達も来はじめました。
さてどんな冬になるのでしょうか楽しみです。
0コメント