前回、ミサゴの狩りはもういいかななどと言っておきながら、今週16、17、18日と行ってきました笑
ですが今回は対岸です。
対岸にはミサゴ狙いのカメラマンはいません。
対岸だと逆光になるからみたいです。
が、昭和のフィルムレンズの時代ならそれも分かりますが、今の時代のデジカメ一眼レフの性能はそんなもん関係ありません笑
正面に太陽がある場合は流石に真っ黒になりますし、曇りの日の逆光だと色がでません。
この二つは未だに改善できないようですが、私は逆光気味や半逆光(太陽の位置が正面から左右にずれている状態)で撮る方が好きです。
飛んでいる鳥の羽根が透けたり、輪郭が光って見えたり、陰影がついて立体感が生まれます。
今季は1カ所にカメラマンが集まってしまうので、ミサゴが近くに来てくれませんし、何より自由に動けないのが苦痛です笑
大きなカメラ、レンズを使っている人に多いのですが、一度カメラを据えたらそこから動かない人が殆どです。
まぁ高齢だからという理由もあるかもしれませんが。
私は鳥の動きによって移動したいタイプなので、待って撮るような場合でも殆どイスなどは用意しません。
なので今回は対岸でポイントを探すことにしました。
左端の白波線が堰で紫丸の範囲が主にミサゴが狩りをするエリアです。
川は左から右に流れていて川下が東になります。
青丸の所が通常の撮影ポイントです。
黄丸の所にクルマで河川敷に下りる道があるのですが、通行止めになっています。
地図を見ると白丸が野球場、サッカー場、パターゴルフ場などがある総合運動公園で、駐車場がありクルマで入れますし、赤丸付近まで河川敷内に道があるので赤丸付近まで行けそうなので、月曜の早朝に行ってみました。
当日、駐車場までは入れましたが、河川敷に入るルートがいくら探してないので、仕方なく土手沿いを歩くことにしました。
白矢印の所を歩いて途中から河川敷に下りようと思っていました。
朝で光が赤っぽいですが富士が綺麗でした。
土手を歩いているとイナゴが沢山います。
上に乗っているのがオスで、交尾をしていることもありますが、繁殖期はしていない時も乗っていて、襲われた時自分が犠牲になってメスとメス体内の卵を守るとか。
鳥や哺乳類なら一緒にパクリという気もしますが・・・・・笑
長野の人なら我先に捕まえるのでは?笑
私も佃煮になっているイナゴは好きです。
どうもこの土手はあまり人が通らないらしく、
何ヶ所も、規模の大きな溜めフン場が。
これはタヌキのいわば共同トイレで、タヌキには近くに住む複数家族や、群れが同じ場所に糞をする習性があるようです。
塒や餌場を捕食者に知れてしまうのを防ぐ(塒や餌場付近で糞をすると見つかりやすい)、異常排便で群れに病気の個体がいるのが分かる(疫病や感染症の拡散を防ぐ)などの説があります。
山でもたまに見ますが、ここは大きさと数が今まだ見た中で最大です。
4キロほどの間に5カ所あったので、ここには何体のタヌキがいるのでしょうか。
土手の半ばあたりまで来たところで、クルマが入れない理由が分かりました。
広大なオギ原保全の為に車両進入禁止にしたそうです。
とても良い取り組みだと思います。
オギ原が保全されれば、昆虫やミミズなどの土中の生物も増え、鳥類、哺乳類、爬虫類も増えます。
当然土の養分も増え雨で川に流れだせば水質が改善され魚も増えるのではないでしょうか。
お陰で老体に鞭打って往復8キロ歩くことになりましたが笑
【閲覧注意】ヘビの写真があります【閲覧注意】
アオダイショウがいました。
そろそろ冬眠なのか動きが鈍かったです。
これはスマホでの撮影ですが、ここまで近づいてもまだ動きませんでした。
頭撫でようとしたら流石に逃げましたが。
赤丸の辺りに到着して辺りを歩いた結果、黄丸の先に河川敷に下りれる場所がありました笑
白波線が堰で堰の上には幹線道路が通っています。
黄矢印方面は車両進入禁止ですが、緑線のルートで移動して緑丸辺りにクルマを停められます。
入れるのはここまでで、その先約4キロの河川敷は車両進入禁止です。
砂利道で多数の水溜り(そこそこ深いのも笑)がありますが。
朝は暗くて下りるルートが見えなかっただけでした。
次の日楽にに赤丸付近に行けました笑
オギアシを刈っていないので、道以外の場所は背丈より高いオギ原です。
河川敷に出れるようにパイプの階段などもあるので楽に河川敷に出れました。
以前撮っていたのは赤丸辺りです。
基本こちらに人がいることが無さそうなので(対岸で撮っていて殆ど人を見たことが無い)、鳥に警戒されないように、
木の陰で撮影です。
カメラ分かります?
こちら側は野鳥の種類が豊富です。
カワラヒワ、シジュウカラ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワウ、各種サギなど、他にも・・・
ヒバリ。
繁殖期ではないのでそんなに囀りませんが、とにかく沢山いました。
ヒバリの後ろ脚の爪は長いです。
地上で歩くのに役立っているという説が一般的らしいですが、私ぐらいのひねくれ者になるとそれでは納得できません笑
どう役立んだよ?と思ってしまいます。
ハイタカ。
オオタカとハイタカはホントに見分けるのが難しいです。
小1時間悩んだ末にハイタカではないかと笑
ショウドウツバメ。
対岸にいる時も見ていましたが、こちらのオギ原が塒の様で沢山います。
そろそろ越冬地へ移動を始める頃でしょうか。
ノビタキのメス。
今の時期オスもメスの様な羽根色になっていますが、多分メスです。
ホオジロのメス。
ホオジロも多いです。
アオアシシギ。
手前にイソシギも移っています。
ここに入る砂利道に水溜りが沢山あると書きましたが、イソシギやハクセキレイが水溜りにいることがあります。
いやいやきれいな水がこんなにあるのに、なにしに水溜りに行くの?笑
ダイサギ。
当然コサギとアオサギもいますが、半逆光でダイサギの飛翔写真撮ると、まるでレントゲンのように羽根内の骨の付き方が見えます。
そして風切り羽根が透けていて美しさが増します。
こちらも半逆光でバックがハレーション気味で、輪郭が光って見えて見慣れたトビも美しいです。
普段は他の鳥や仲間内での小競り合いでもなければトビを撮ることはありませんが、ここではミサゴを真似て川に飛び込み、魚を獲ることもあるので、川の上を飛んでいる時には動きを見ています。
2021年に撮ったものですが、一連の動きがミサゴのそれです笑
ミサゴ。
かなり低空に来てくれました。
1人で木の近くでしゃがんでいると、ミサゴに限らず警戒心が和らぐようです。
例え向こうから見えていて人だと認識されていてもです。
こちらはメスの成鳥だと思います。
メスは首付近の茶模様が太くなる傾向があります。
これも半逆光で輪郭が光って茶色の羽根色ですが透けて、閉じた時にどういう風に羽根が重なるかも想像できます。
長くなってしまったので、次回はミサゴ編ということで。
0コメント