沼にも秋の訪れ

クルマで40分ほどの沼も秋色。

夏の間、沼の一部に蓮を栽培しているが、冬になるとその部分の水を抜くので干潟の様な状態になる。

そこに冬になると、カモ類や、シギ、チドリ類が集まってくる。

また賑やかな冬になりそう。


トウネンが何羽か入っていた。

ベーリング海峡付近で繁殖して、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド辺りで越冬する。

日本へは旅の途中に立ち寄るだけ。

スズメより少し大きいくらいの身体でどれだけ移動するんだよ・・・


ハシビロガモは越冬の為にやってくるので、よく見掛ける。

メス数羽とエクリプス(繁殖期を過ぎた後、一時的にメスのような地味な羽色になる)のオスが数羽いた。

エクリプスのオス。

雌よりも大分遠くにいた。

雌に似た体色だが、嘴と頭が黒いのでオスだと分かる。

もう少し経つと、頭はグリーン、首の下胸の辺りはシロ、お腹からお尻にかけてははチャと、派手になる。


やはり日本で越冬するハジロカイツブリ。

日本には留鳥のカイツブリがいるが、こちらは冬鳥としてやってくる。

真っ赤な眼が特徴的。


留鳥のセイタカシギはエビを獲った。

手前のセイタカシギは若鳥。とはいえ、自分で採餌していた。

後ろの個体と親子ではないみたいだった。


カルガモとセイタカシギの若がシンクロ。


ダイサギさん飛翔。羽根部分の骨が透けて見えていて、とても気に入った写真。


この個体は左足を傷つけたようで、この場所から動かなかった。嘴は少し開いたままで数十センチ動いて水を飲んでいたが、採餌することは出来そうになかった。

羽根が大分汚れているので、猛禽か野ネコに襲われたようだ。

恐らくこの個体が冬を生き抜くことは出来ないだろう。

鳥達からはいつも学ばせてもらっている。

生きることの厳しさ、喜び。

こんな姿を写真に撮ることには賛否あるだろうが、私は綺麗で可憐で美しい鳥だけじゃなく、鳥の生から死まで全てを撮りたい。

そして学びたい。




zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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