前回とは違う里山に行ってきました。
ここは地元の方からは散歩ルートとして親しまれているようです。
駐車場から徒歩10分ぐらいで、里山から出てしまうほどの広さしかありません。
駐車場から高さでいうと10数メートルぐらいの森を抜けて、違うルートで駐車場に戻ったとしても30分はかからないでしょう。
ですが、この狭い所に20種近くの野鳥がいます。
もちろん近くの小川付近や山林を行き来している鳥もいるので、常にこの数いるとは限りませんが。
駐車場を出てすぐに出迎えてくれたのは、アオジでした。
これは遠かったのでかなりトリミングしていますが。
今年は久々にアオジが多いように感じます。
大体鳥達が集まるポイントは分かっているので、そこに向かいます。
ポイントに向かっている途中にアオジのメスが木の枝に。
アオジはだいたい藪の中に潜んでいてあまり木の上には出てきません。
と思っていたら、オスも目の前に出てきました。
ここは散歩する人も結構いるので、人への危険な距離を分かっているのでしょう。
ポイント付近は、針葉樹と広葉樹が混在していて、ちょろちょろ小川が流れていて低木や下草もあり、今だとゴンズイやヒサカキの実を食べに来ます。
実の名前は今回調べました笑
ポイントで待っていると、
ジョビ子さんことジョウビタキのメスが来ました。
ここではルリビタキも毎年越冬しています。
鳥友さんは既に見たと言っていたので、いるとは思いますが、いい所に来てくれるかは運次第です。
カワラヒワ。
都市部でも群れでよく見掛けますが、この個体は1羽でした。
単体でいるのは以外と珍しい?
ルリビタキとジョウビタキの冬の囀りと地鳴きはよく似ていて、囀りは「ヒッ、ヒッ、ヒッ」ルリビタキはヒというよりピに近い感じ、地鳴きは「カッカッカッ」でルリビタキはカというよりガに近い感じです。
森の中から囀りも地鳴きもたまに聞こえていて、近くに来ているような音量の時もあるのですが、なかなか見える所に出てくれませんでした。
少し待っていると50メートルぐらいの距離にルリビタキのメスが。
そのうちオスも遠くに出て来ました。
メスの場合は遠いと、ジョウビタキか?他の鳥か?と迷いますが、オスの場合はルリビタキと分かります。
そのうち30メートル以内で、メスと地鳴きしあったり、ヒサカキの実を食べたりしてくれました。
なかなか綺麗な個体です。
ルリビタキは生後2年目ぐらいから瑠璃色が目立ち始め、3年以上になるととても鮮やかな色になると言われています。
この個体は2年目かと思います。
個体差もあるでしょうから確信はありませんが、私は過去にもっと鮮やかな個体を見たことがあるのでそれと比べたら少し薄いかなと。
メスの方が警戒心が強く、これが限界でした。
ルリビタキの地鳴きです。
ハシブトガラスがうるさいのですが(笑)、合間合間に「ガッガッガッガッ」と聞こえます。
音量上げてください笑
実際はこの地鳴きに合わせて、私の右後ろではメスのルリビタキが、左後ろではジョウビタキが地鳴きしているのですが、動画では聞こえませんね。
次はマイクを使って撮影します。
この日は他にも、
キツツキの仲間アオゲラ。
同じくキツツキの仲間アカゲラ。
写真には撮れませんでしたがコゲラもいました。
この狭い地域で3種のキツツキの仲間を1日で見掛けたの初めてかもしれません。
ヤマガラ。
シジュウカラ。
未確認ですが、群れにヒガラが混ざっていた様な気がします。
メジロもシジュウカラ群れと行動を共にしていることが多いです。
エナガの群れもいましたが、木の高い所から下りてくれなかったので、今回は観察のみです。
カシラダカ。
カシラダカもアオジと同じように、主に藪の中にいてあまり出てきません。
藪の中で、落ち葉の下にいる小さいミミズや昆虫、幼虫、種子などを食べています。
後ろに見える黒い実はゴンズイという木の実なのですが、これを食べに来たわけではなく、ほかの藪に移る前に危険が無いか周囲を伺っている所です。
シロハラ。
ツグミの仲間で、中国東北部からロシア沿海地方で繁殖して、日本で越冬します。
ムクドリとヒヨドリの間ぐらいのサイズでしょうか。
まだ木の実が落ち切っていないようなので、木の上から下りてきませんでしたが、年明け以降は地面に下りて落ち葉をめくっての餌探しをするでしょう。
この日は昼までいましたが、
ヒヨドリ、カワラヒワ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、エナガ、ジョウビタキ、ルリビタキ、カシラダカ、アカゲラ、アオゲラ、コゲラ、カラス2種とスズメなども含めたらやはり20種近くいたということになります。
他にも以前に見たことある鳥は、ミソサザイ、リュウキュウサンショウクイ、トラツグミ(鳥友さん)、アオバト、ミヤマホオジロなどいます。
来週早々もう一度行ってみようと思っています。
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