カワセミ夫妻とまだいる冬鳥

カワセミ夫妻の巣穴完成から1週間が経過しました。

昨日観察した感じでは、抱卵期に入っているのでは?と思われる行動をしていました。

カワセミはオスメス交代制で抱卵します。

ここのペアの場合、メスは巣に入ると40~50分出てきません。

オスの場合は10~20分でしょうか。

以前観察して分かったことなんですが、どちらかが巣に入っていて交代のタイミングはまず外にいる個体が「チッチッチッ」と囀りながら巣の側に行き、近くで待機して入っている個体が出てきたら交代します。

出て来なければまた数分経過してから同じことをします。


ですが、ここのペアはまだ意思の疎通がうまく行ってないようで、外にいる個体が来る前に出てしまったり、まだ巣内に一羽いるのに入ってしまったりしていました。

私が社会に出て言われたことは、まず「報・連・相・確」をしなさい。です。

スムーズに抱卵する為にも報告、連絡、相談、確認は大事ですね笑



カワセミ夫妻が抱卵中で、実は抱卵中というのは見ている方からしたら、実はあまり面白みがありません笑

抱卵していない時は自由にあちこちに行きますし、抱卵中は見えませんから。

なので少し他の鳥を見る余裕が出来ました。

セグロセキレイが餌になる昆虫の幼虫いわゆるイモムシを獲っていました。

よく見ると最初の写真は1匹。この写真は2匹です。

見えにくいですがこちらでは3匹持っています。

そしてこの後食べずに田んぼの方へ飛び去りました。

もしかしたら子育て中か?と思い、追ってみましたが見失いました。

子供の頃から田んぼがある地域で育ったので、稲を植えていない状態の田んぼに入ったり、田植え後もあぜを歩いたりしていましたが、今の時代田んぼも他人の土地という意識なので、気軽にはいる訳には行きません。

まして野鳥カメラマンが田んぼに入って稲を荒らした、農道にクルマ停めての作業の邪魔などという輩もいるので気を使います。

少し雛が育ったら近くに連れて来てくれるといいのですが。



スズメも同じ虫を食べていました。

スズメも騒がしいので、メスへのアピールやオス同士の縄張り争いを行っているようです。



ハシボソガラスの雛は、

こんなに大きくなりました。

4羽がスクスク育っています。

今回面白い場面が撮れました。

1羽の雛が餌をもらい(3秒)、その直後親鳥が何か下の方を嘴で指します(9秒)。

その後餌をもらった雛がお尻を親鳥に向け(15秒)、雛の総排出腔から親鳥が直接フンを受け取ります(20秒)。

これはカラス以外でもやっていて、ハシボソガラスの場合は食べてしまっていますが、サンコウチョウの場合はフンが小さいうちは食べて、雛が大きくなって来てフンも大きくなると外で捨てていました。

カワセミも巣穴からフンを咥えて出てきます。

この雛達は、早ければ来週中、遅くてもGW中には巣立つのではないかと思っています。



池にはヒドリガモがいました。

数はだいぶ減りましたが、まだいたのかと少し驚きました。

ヒドリガモは朝鮮半島や中国南部で繁殖なので、比較的近いと言えば近いですが。



コガモなら驚かないのですけどね。

とはいえヒドリガモより遠い、モンゴルも越えてバイカル湖辺りで繁殖だと聞いているのですが・・・・・笑

コガモは毎年GW明け頃までいます。

そして、早い個体は9月半ばには日本に来ます笑

まぁ帰るのが遅い個体と、早く来る個体が同じ地域から来るとは限りませんが、もう渡らなくてよくないか?笑



まだいたんか~いという野鳥はまだいます。

ツグミです。

なんでしょう?甲虫の幼虫でしょうか。

ツグミからしたら結構な大物ではないでしょうか。

ツグミはロシア中南部での繁殖なのでそこそこ遠いですね。

ツグミの場合来るのも11月頃だからまぁこんなもんですかね。

周辺にはまだ3羽のツグミがいました。





恐らくGWが終わる頃までにはほとんどの冬鳥は帰路につくと思います。

かわりに既に夏鳥たちが繁殖の為に着きはじめました。

鳥友さんからもオオルリを見たよと連絡が来ました。

私も明日辺り山に行ってみようと思います。


zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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