去年けっこう通った林道と里山

そろそろ夏鳥達が来ているのではないかと思い、里山と林道に入ってきました。

ここの林道は林業はほぼしていないので、車両通行禁止です。

小1時間歩いてみました。

姿を見ることは出来ませんでしたが、オオルリ、キビタキ、クロツグミの囀りを聞くことが出来ました。

本格的に繁殖に入るまでは梢のてっぺんで縄張り主張の囀りをしていることが多いです。

取り敢えずいることが分かったので良しとしましょう。



近くの河川敷に移動しました。

先々週に来た時、カワセミとキセキレイの夫妻がいたので、繁殖しているのではないかと期待していました。

着いてみると、キセキレイはおらず、今日はカワセミもやや下流で囀りが聞こえます。

その代わりと言っては何ですが、モズ夫妻がいて求愛給餌をしているようでした。

早速カメラを準備して撮影を開始すると・・・・・

なんと!!求愛給餌ではなく巣立ち雛への給餌でした!!!

モズの雛への餌やりは初めて見たのでこれは嬉しかったです。

可愛すぎて悶えながら撮影していました笑

トンボをペロリと平らげました。

ここまでは全部同じ雛です。

雛は数カ所に分散しているようですが、2羽の親鳥が餌を咥えて近くに行くと雛達が囀るのである程度の場所と何羽いるか分かります。

囀りから雛は4羽いるようです。

2羽目を見つけました。

この個体は藪の中で、数十分待ってやっとここに出てくれました。

雛に近付く時は、成鳥に近付く時より慎重に行きます。

雛自体は何が危険で何が危険でないかをまだ分からないので、近づくのは容易ですが、当然ですが親鳥は過敏になっていて下手をすると雛に近付かなくなったり、警戒の囀りをして雛に移動するように命令します。

なので、成鳥だけの時より距離を取るようにしています。

3羽目を見つけました。

2羽目より更に深い藪の中です。

4羽目は更に奥にいて姿を見ることは出来ませんでした。

今まで親が餌を持ってきたら雛は必ず食べるものと思っていましたが、お腹いっぱいだと食べないんですね。

親がなかなかの大物のトンボを持って来ましたが、この雛は食べませんでした。

結局親が自分で食べていました。

そこそこ食べていてもクレクレ言ってるイメージでしたが笑



去年、サシバとハチクマを撮った里山にも行ってみました。

ノスリがいました。

ノスリはここでは漂鳥です。

夏にここで繁殖して冬は九州辺りで越冬します。

ここからクルマで数十分の所には留鳥のノスリがいます。

つまり寒さに弱い個体は南に移動しているらしいです。



まぁいつものことですが、カラスとトビが諍いをおこしていました笑

ハシブトガラスのようです。

こういう場合ハシブトガラスが仲間を呼んで、複数対1になるような戦略をとるのですが、

逆に先にトビに加勢が来ました。

赤矢印がトビ、青矢印がハシブトガラスです。

当然トビの方が大きいので、こうなるとハシブトガラスは劣勢です。

ハシブトガラスもしきりに囀って仲間を呼びますが、遠くで答えている者はいるのですが、一向に加勢する様子はありません。

カラスの仲間は頭がいいので、負け戦には加勢しないようです。

結局ハシブトガラスは散々2羽のトビに追い回されて退散してしまいました。

複数対1の戦いはするが、敵が複数の時は仲間を犠牲にしても相手しない。

ハシブトガラスの知能の高さを垣間見ることが出来ました。



サシバとハチクマは渡りをする猛禽類で、ハチクマは夏に日本で繁殖し、東南アジア付近で越冬します。

サシバも東南アジアまで渡る者もいるようですが、近場だと奄美群島や八重山諸島で越冬している者もいます。

去年いた辺りにカメラを持たず行ってみると、山肌から木々の中に何か入るのを見掛けました。

飛び方や飛び姿でサシバだと確信したので、カメラを取りに戻りました。

カメラを担いで歩いている時に木々の中から出るのが見えたので、近づいてみると・・・

やはりサシバでした。

恐らくオスだと思います。

メスはもっと眉斑の白が目立ちます。

去年いたサシバがよく居た木のそばですが、距離は去年より近いです。

更に近づきました。

今季初遭遇で、メチャメチャカッコイイ飛び出しを見せてくれました。

おぉーーーカッコイイ!!

サービス良すぎです笑

風切り、尾羽にも欠けが無く綺麗な個体ですね。

去年は繁殖をしていないようでしたが、今年は子育てが見たいです。よろしくお願いします笑

zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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