ゴイサギのコロニーも無事に繁殖が進んでいます。
見えた巣だけで5個あり、奥の見えないところでもゴソゴソしているので7~8個ありそうです。
ゴイサギに限らず枝で巣を作る種は、抱卵中も孵化後も巣の整備をし、必要なら新しい巣材を運びます。
ハシボソガラスの場合、生木だけでなく落ちている枝も使っていましたが、ゴイサギは生木を折って巣材にします。
赤矢印の成鳥が枝を折ろうと奮闘しています。
青矢印はまだ年齢的に繁殖していない若鳥です。
ゴイサギは3歳頃から繁殖するらしいです。
背中の斑点があるうちはまだまだガキですね。
人間だと「ケツの青いガキ」ですが、ゴイサギは「まだ背中に斑点あるガキ」です笑
個人的にはゴイサギが落ちている枝を使っているのは見たことありません。
右にいるような繁殖に参加していない若いゴイサギが、成鳥の真似(営巣の練習?)をしてか枝を咥えていることがありますが、その場合はたいてい折れて落ちている枝です。
いくらでも巣材として使えそうな枝が落ちているのですが、木から枝を折り使っています。
人間界だと、生木は水分を含んでおり縮むので建築資材には使えません。
木製資材はしっかり乾燥させたものを使います。
なぜ生木にこだわるのかゴイサギに聞いてみたいです笑
おっ交尾か!?と思ったのですが、枝を運んできた個体が枝を置いているだけでした。
抱卵中の個体が身体を動かしたので卵が見えました(赤矢印)。
ほとんどの鳥達は抱卵中に数時間おきに卵を動かします。
黄身が偏って殻に接触しないようにだといわれています。
先程の画像よりはっきり卵が見えます。
青丸に相方の個体がいます。こちらがメスだと思います。
私はゆで卵が好きでよく作るのですが、鳥達を参考にして、黄身が真ん中になるように卵を動かしながら作ります笑
鳥は種によって主にメスが抱卵する種と、オスメス交代で抱卵する種がいます。
ゴイサギは交代制です。
こちらの画像は青矢印が抱卵中で、赤矢印の個体が交代しようとしています。
抱卵交代の時も卵が見れるチャンスです。
赤と青が入れ替わりました。
白矢印に卵が見えています。
私が抱卵を確認したのが9日で、先月28日はまだ巣作り中だったので、今月末辺りに孵化する巣があるのではないでしょうか。
カワセミも雌雄いました。
こちらはメスです。
誰かが枯れ木を設置したようで、よくここに停まっています。
水面から数十センチで狩りには使えないので一時的にいるだけですが。
まぁ立ち入り禁止の場所に入りこんなことするのは野鳥カメラマンでしょう笑
どうせなら2メートルぐらいの高さにしてくれると狩りをするかもしれないのですが、停まっているだけならわざわざこんなもん設置しなくても見れる(撮れる)んじゃないかと思うのですが笑
こちらはオスです。
これは早朝に撮ったのですが、よく見ると嘴が泥で汚れていました。
何処かで巣穴を掘っているのは間違いないようですが、この時点では先程のメスとつがいなのかは分かりませんでした。
ですが9時頃になると違う場所でメスがオスとメスが甘えた声で囀り合ったり、メスが求愛給餌の魚もってこい(笑)の囀りをしているのが聞こえてきました。
そのうちにオスが魚を咥えてきました。
カワセミなどの生きた魚を丸飲みするタイプの鳥は頭から飲み込みます。
ヒレなどがあるので尻尾からだと飲みにくいのでしょう。
ですがこの個体は尻尾から咥えています(魚の頭が見えています)。
これは間違いなく求愛給餌でメスに渡す咥え方です(メスが飲み込みやすい様に)。
囀りと以前からの観察でメスがいる場所はだいたい分かっているので、機材を抱えてダッシュです。
私がゴイサギを観察している対岸なので池を半周(約300メートル)、老体に鞭打って走りました笑
渡すところは見れませんでしたが、メスがまだ飲み込む前の写真が撮れました。
ここは3月に、
巣穴を掘っている写真を撮ったところで、今はこの巣穴は葉が生い茂っていて見えません。
メスは同じような気がするのですが、オスの方は今いる個体とは明らかに違います。
メスに関しても確実ではないですが。
そもそもこの巣は去年途中まで掘ってやめた巣穴なんですよね。
去年掘っていた個体が今年も掘っているのかも分かりません。
どういう経緯と物語があるのかカワセミに聞きたいです笑
ですが、今いるオスもメスも嘴が泥で汚れていますし、求愛給餌、交尾(知人が目撃)しているのでつがいであることは間違いないようです。
今年こそ数年ぶりにカワセミの雛が見れることを期待しています。
とは言えここ数年も巣穴掘り、求愛給餌、交尾は見れているんだよなぁ・・・・・
3月ころから家族の関係で生活が少し変わったので、鳥見の機会が少しだけ減りましたが、減りはしてもまだできる環境にあるので行ったときは今まだ以上に記憶し、記録しようと思います。
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