1週間ぶりに行ってきました。
家の事情で、朝早くから観察できないのと、長時間家を空けられないので、断片的な観察になってしまっています。
ゴイサギは若い個体と、今回相手が見つからなくて繁殖しなかった個体を除いて移動していました。
たった3回ですが、ここでゴイサギの繁殖を観察した私の意見ですが、ここは繁殖だけの場所で子育ては他の場所でしていると思っています。
去年も巣内で雛は見ましたが、巣立った雛を見ていません。
ゴイサギは夜行性なので、夜のうちに巣立ち、直後に親鳥と一緒に移動すると思います。
そもそも餌場は別にあって、ここはねぐらだけなのかもしれません。
恐らく成鳥の餌場と雛を育てている場所は同じか近くだと思います。
繁殖しない個体にとってはねぐら、繁殖する個体にとっては巣立つまで雛を育てる場所ではないかと思います。
私は雛を育てる場所はおよそ直線距離で2キロ離れた川だと思っていたのですが、雛は巣立ち間際で移動しているようなので、成鳥の餌場と雛を育てる場所はもっと近いのかもしれませんね。
この日はムクドリ達がにぎやかでした。
池の真ん中の陸続きの島状の所がムクドリのコロニーになっているのですが、今が巣立ちラッシュのようで雛がたくさんいました。
まるでムク幼稚園です。
親鳥たちは餌集めに大忙しです。
雛たちがもう少し飛べるようになると、この芝の所に自分で飛んできて餌をねだったり、餌を獲る練習をします。
1週間もせずにここに来れるようになるでしょう。
近所の軒先などで繁殖しているツバメも巣立ち雛が見れるようになってきました。
雛と成長を見分け方は、嘴とのどの茶色です。
嘴に黄色みがあり、茶色が薄いのがひなです。
この個体は親鳥と給水か水浴びかエサ取りに来ていたようで、私が他の鳥を撮影中に10メートル以内に停まりました。
雛の場合まだ何が脅威かよく分かっていないので、知らない子に挨拶しただけでも案件として緊急連絡網で拡散されてしまうオジサンの側にも来てしまいます笑
はぁ~つぶらな瞳が愛らしいですね。
十数分、舐めまわすように観察してしまいました。
相手が人間の子供なら、完全に通報ものです笑
ツバメと言えばイワツバメたちも相当巣立ちが進んでいるようで、
飛んでいる数が明らかに多くなりました。
巣にはいつ巣立ってもおかしくないような雛も複数います。
この時期ニュースなどでツバメの雛が5~6羽並んでいる映像が流れますが、皿状のツバメの巣と違って、イワツバメの巣は間口が狭いので並べるのはせいぜい3羽です。
それにツバメは多くて7個、イワツバメは多くて4個と産む数も違います。
この巣には3羽の雛がいました。
右の個体は隣の2羽に比べて少し小さいようです。
その隣では巣作りをしているつがいが。
既に巣立っている巣もあればまだ製作途中の巣もあります。
後ほどその辺の私なりの考察を。
こちらの2羽もけっこう大きいですね。
ツバメ同様、嘴の内や外に黄色が目立つのが雛です。
成長になるとほぼ黒です。
かと思えば、まだこんな状態の巣も。
ここなどは、今日作り始めたんか~い。って感じですが笑
近くの田んぼを見ると巣材の土集めしている個体が結構いるんですよね。
去年初めてここに来たのが7月で、その時数組のつがいが巣材集めをしていて、その後繁殖し、雛を観察しました。
時期的に2番子(その年2回目の繁殖)だと思っていましたが、もしかすると群れの中で時期を少しずらして繁殖しているのかもしれません。
仮にこのコロニーに30羽の成鳥が繁殖に来ていたとして、全部のつがいが一斉に繁殖すると、15の巣で3~4羽の雛が孵り、巣立ったとしたら、成鳥と合わせておよそ45~60羽になります。
一夜にして1,5倍~2倍の個体数になったらエサが足りなくなるのではないでしょうか?
イワツバメは主に飛んでいる羽虫をエサとしていますが、繁殖地が被るツバメも同じエサですので相当数の羽虫が必要になりそうです。
こういうことってネットや鳥類全体のことが書いてある本で調べても出てもないんですよね笑
地域差かもしれませんし、ネットの無料の情報は広く浅くが基本ですから。
イワツバメの件もゴイサギの件も1カ所だけで数回の観察という極めてデータの乏しい素人の仮説ですので鵜呑みにするのは禁物です笑
野鳥観察の楽しみ方は人それぞれで、サークルのような所で他の人と交流しながら楽しみたい人、とにかく情報を集めて珍しい鳥を見たい人、初列風切りの何番がどうたらこうたら・・・と専門家面したい人色々です。
最後のは悪意ありましたね笑
私は何十人もカメラマンがいて自分の好きなように動けない所で珍しい鳥を観察するより、鳥達の生態の観察、身近な鳥でも何故この行動をするのか?などを観察しながら想像、仮説を立てるのが好きです。
この日他の鳥の巣を発見したので、新たな仮説が生まれるかもしれません笑
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