先月29日に抱卵を確認したササゴイは・・・
巣がもぬけの殻でした。
前回この角度からだと卵が見えましたが、この日は見えませんでした。
営巣木と巣が見えて、どの角度から親鳥が来ても見逃さない場所で2時間強待ってみましたが、親鳥は来ませんでした。
想像ですが、巣を襲われて卵は食べられたのではないかと思います。
たまたまいなかっただけならいいのですが、抱卵中に半日近く巣を空けることなどあるのでしょうか?
数年前、この近くで営巣した時は恐らくハシボソガラスに襲われたと思われるのですが、今回も?
カイツブリの巣がアオダイショウに襲われたこともあるので、どちらかだと思っています。
巣内を覗ければどちらかはっきりするのですが。
ハシボソガラスなら持ち運べるサイズの卵ではないので、殻が残っているはずです。アオダイショウなら卵を丸呑みにするので殻は残りません。
まだ6月なので別の場所に営巣するかもしれませんので、頑張ってほしいです。
殆どのつがいが育雛地(イクスウチ 私の造語で、雛を育てる場所です)に移動してしまいましたが、
抱卵している個体を見つけました。
右上にいる個体が連れ合いでしょうかね。
拡大すると。
1時間以上動かないので抱卵だと思います。
ゴイサギは夜行性なのだから、巣で寝ているだけでは?と思う方がいるかもしれません。
私も野鳥に興味を持つまでは知らなかったのですが、一般の方は巣というものは人で言う家のようなもので、1年中何処かにあり、子育てしていない時はそこで休んだり休憩していると思っている方が多いのですが、実は違います。
巣は繁殖の為だけにしか使いません。
繁殖期で且つ繁殖するつがいしか持ちません。
それに、抱卵中や雛が巣立つまでは巣にいる時間が長いですが、雛が巣立ったら巣に行くことはほぼありません。
寝るのはねぐらと言って、その個体が安全だと思っている木や枝、藪の中、人が来ない建造物の軒下、屋根裏などです。
この日は、まだ星模様が残る若い個体が枝をもって飛んでいたり、精力的に行動していました。
脚に婚姻色も出ているのでカメラで追っていると・・・
飛び込んだ木々の所に別の個体が。
この時点では繁殖していない若い個体だと思っていましたが、
どうやらつがいになっているようで、巣作りをしていました。
右が婚姻色の目立つ、枝を運んでいた個体で、左が停まっていた個体です。
左の個体はさらに若そうです。
3歳弱と2歳弱といった感じでしょうか(ゴイサギが成鳥の羽根色になるのに3年掛かると言われています)。
どちらも若いので産卵、抱卵までいかない可能性もありますが、するなら2羽とも初めての繁殖ではないでしょうか。
この日、ここで2~3度会ったことのある方と1年ぶりぐらいに会い、ゴイサギの雛がいる巣があると教えていただきました。
この写真で雛を見つけられたら凄いです笑
拡大しました。
これでもわからない人いるかも。
正面を向いています。
以前から物凄い観察眼をお持ちだと思っていましたが、これを見つけるとは恐れ入りました。
昭和風に言うと「恐れ入谷の鬼子母神たぁこのことだぁ」です笑
くちばしが笑
奥の白っぽいのは親鳥のお腹ですねたぶん。
若いカップルはまだどうなるか微妙なところですが、この巣と抱卵している巣では新しい命が誕生しそうです。
カワセミは今年もここの池では営巣していないでしょう。
このオスの嘴を見ると擦れた跡があるので巣穴掘りはしていたのでしょうが、繁殖をしている様子はありません。
そもそもこの日も先週もメスを見ていませんから。
イワツバメのコロニーではとても順調に雛たちが育っています。
イワツバメに関しては、写真が多いので次に書きたいと思います。
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