久しぶりにサシバとハチクマが夏を過ごす里山に行ってきました。
4月に二日間の午前中だけで10回近くサシバ夫妻が交尾をしていて、今年は繁殖が見れるのか!?と全私が色めき立った場所です笑
結局その2羽は別の場所に移動してしまったようですが、いい夢を見させてもらいました。
久しぶりなので、ロケハンのつもりでカメラも持たずに歩いていたら、エナガとコサメビタキの囀りが。
双眼鏡で覗いてみると、なんとコサメビタキは子連れです。
巣立った雛にエサをあげていました。
そんなのを見てしまったら・・・・・
約300メートルをダッシュで駐車場戻ってメインカメラを担いで先程の場所に戻りました。
はぁコサメビタキの雛可愛いっす。
コサメビタキは日本で繁殖し、インドネシアやフィリピンで越冬する渡り鳥です。
こちらは親鳥。
3羽の雛がいました。
1羽の雛は少し大きくて、親からも貰っていましたが、1度自分で羽虫のような昆虫を獲っていました。
近い種で姿が似ているサメビタキという鳥もいます。
名前の通りコサメビタキより大きいのですが、大差ないので私が同定する時に参考にするのは、アイリング(コサメビタキの方がはっきりしていて太い)と、雨覆い(背中側の羽根)や胸に混じるグレーの濃さ(コサメビタキの方が薄い)です。
この写真のサイズでこれだけアイリングがはっきり見えるならコサメビタキで間違いないでしょう。
周りから同じような囀りが聞こえていますが、この雛の兄弟たちや親鳥です。
コサメビタキの可愛さは大きなクッキリとした目なんですが、雛のうちからその特徴が現れています。
首傾げながらこっち向くとかね・・・もうジジィをどうするつもりなんでしょう?笑
夏鳥のコサメビタキ、キビタキ、オオルリの雛の色が、この3種はヒタキ科なのですが、とてもよく似ていて、雨覆いが茶褐色で白い斑点模様があります。
夏はただでさえ葉や枝が成長していて見つけにくいのに、この模様で常用樹でも針葉樹でも枝にとまっていると更に見つけにくいです。
定期的に親子がやってくるポイントが見つかったので、2時間ほど観察をしていたら、少し離れたところでも囀りが聞こえました。
ポイントから7メートルぐらい離れたところに移動してしゃがんで親鳥を観察していると・・・
巣を発見しました。
地上から巣まで5~7メートル、撮影距離は15~20メートルでしょうか。
葉の大きなちょっと何の木か分からないのですが、2羽の成鳥がいますね。
恐らくつがいでしょう。
巣立ち雛達の親とは違うつがいだと思うのですが、コサメビタキは繁殖地では群れでは行動しないようなので、ちょっと近すぎるような気も。
最初は餌を運んでいると思っていました。
すぐ近くに巣立った雛がいるので、こちらにも雛がいると先入観で思い込んでいました。
ですが撮影中に写真を確認してみると、エサではなく巣材でした。
これは他の鳥の羽根ですね。
コサメビタキ以外の鳥達も、卵を産む場所に、やわらかい葉や鳥の羽根、動物の毛などを使います。
コサメビタキの巣の主材はコケのようで、それをクモの巣で張り付ける?巻きつける?です。
形も作り方もサンコウチョウの巣にとてもよく似ています。
私はサンコウチョウの巣作りを0から見たことがあります。
2022年の私のブログです。この時は巣作りから巣立ちまでの全工程を観察できました。
こちらはその時のサンコウチョウの巣ですが、表面の質感がそっくりです。
あのコサメビタキの巣が今どういう状態なのか、何度か観察する必要がありますね。
可能性としては・・・
1 雛を連れているつがいの巣で、雛が巣立ったから2番子を作る為の(作る時の為の)整備。
2 全く別のつがいが巣作り中。
のどちらかではないでしょうか。
調べてみると、コサメビタキは2番子を作ることは珍しくないようなので、1もありえます。
2に関しては先程も書きましたが、この距離で2つがいいるのは考えにくいような気が・・・
いずれにしても楽しみが増えました。
昼前に、ここからほど近い今は使われていない林道に移動しました。
知人が巣作り中のサンコウチョウを見つけたが、その最中に別のオスが現れ争いになったからどうなったか見に行くというので同行させてもらいました。
どうやら巣作りはやめてしまったようです。
オス同士の争いでここの主が負けてしまったか、いざこざに嫌気がさしてメスが離れたか。
この日は囀りは聞こえましたが、ここには現れませんでした。
巣のサイズ的にも完成とは言えないようなので、残念ながら放棄のようです。
コサメビタキの観察中にスズメバチが現れて・・・・・
水田に入ったと思ったら、仰向けに。
溺れて命を落としたのか?と思っていると、
数秒仰向けでいて、クルッと回転して普通に飛びました笑
?いや意味が分からないんですけど。
人で言うと温泉浸かって「あ"あ"あ"ぁぁぁ」っ声出るほど気持ちいいみたいな感じで思わず裏返ったんですか?笑
この後もう一度仰向け状態の水浴び(?)をして、
今度は脚だけが浸かるようにスイィ~と笑
なんなの?笑
スズメの水浴びってこんな感じなの?
そして飛び去りました。
ネットで調べても、2~3枚画像が見つかっただけで、詳しいことは分かりませんでした。
ミツバチは水を運び巣内に撒いて、温度を下げるらしいですが、このスズメバチもそうなのでしょうか?
最初は怖かったのですが、目の前でこんなことされたら、何をしているのか?何でしているのか?の方が気になって、スズメバチの恐ろしさを忘れていました笑
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