山の鳥達は来るべき繁殖の季節に向けて、早くも婚活が始まっています。
その前に、今日まず出迎えてくれたのは・・・
トビ軍団でした。トビ柱w
猛禽類が集団を作って飛ぶことを蚊柱になぞらえて(タカ柱)といいます。
この場合トビだけなので、トビ柱?
20羽ほどいたんじゃなかろうか?
林道を歩いていると、ヤマセミの囀りが。
この日、この一度きり囀りが聞けただけですが、今日の目的の一つは、ヤマセミが無事でいることを確認すること。だったので撮影出来なかったのは残念だったけど、良しとしましょう。
ジョウビタキや、ベニマシコ、アトリなど撮影していると、アオゲラの囀りが聞こえてこちらに近づいて来ているようでした。
アトリ。なんかいつも泣きそうな顔してる。笑
でも私は科でいうとアトリ科が一番好きです。
アトリの群れ。アトリ柱ww
今年はアトリが多い印象です。
かわりに、ツグミとホオジロが少ない気がします。
少しするとアオゲラが近くに来ました。ここではお馴染みの鳥です。
アオゲラは、去年の夏に雛の巣立ちを撮影しているので、よっぽど近くか、何か変わったことが無いとここでは撮りません。
距離が遠いか、奥の方にいることが多いからです。
カメラマンが他のいないからか、この個体は意外と近くに来てくれました。
でも、枝が被ってるなぁ・・・・・・・・ ん?
アオゲラの視線の先、右の枝の裏にもう一羽いる!?
もしや求婚ディスプレーか!!
簡単に言うとイチャイチャですねw
間違いない!!
2羽が左右に体を振りながら囀りあって、たまに右の個体が餌を渡してるようです。
求愛給餌ですね。
一人なので、慎重になるべく被りが無いポイントを探しながら近づきます。
アオゲラのカップルも餌を探しながら移動しつイチャイチャなのです。
何度目かの移動でなかなか良い場所に来てくれました。
ここが一番被りが無いようです。すこし不満ですがここ以外ベストなポジションは無いようでした。
10メートル弱の距離での撮影です。
アオゲラ達は、イチャイチャに夢中で類人猿のことなど構っていられないようでした。笑
まるで、2羽でダンスを踊っているようです。
一緒に踊った時点でカップル成立なのか、餌を受け取ったらカップル成立なのか気になるところです。
人の場合は、一緒に踊って食事しても男の方はまだまだ油断できません。笑
まだこの斜面には日が当たってなく、暗くてシャッタースピードが遅かったので激しい求愛ダンスはほとんどがブレてました。
明るいとこでイチャイチャしたくないようですね。その辺は人間と一緒なのですね。笑
すでに最初の写真から、20分ぐらいオッサンに見せつけています。
その間他にカメラマンが来なかったのでアオゲラ達も思う存分イチャイチャできたようです。
そのうちメスと思われる方が森の奥の方に移動してしまいました。
オスを少し撮って、移動しようかなと思っていた頃カメラマンが一人やって来て、私が撮影していたのでアオゲラを発見したらしく撮り始めたのですが、かなり不用意に近付き、移動すれば追いかけていたのですぐに飛び去ってしまいました。
私はこういったカメラマンに対してはダークサイドが顔を出します。笑
こういったカメラマンと交流する気がまったく無いので、会釈だけしてその場を離れました。
アオゲラカップルには素晴らしい瞬間を見せてもらい感謝です。
そして、このカメラマンが来る前にディスプレーが終わって心から良かったと思いました。
この日は他に用事があったので、早めに引き上げるつもりだったので、クマタカのポイントに向かいます。
ここでは旅客機をよく見るのですが、黄色でやけに派手な見なれない機体が飛んでいたので思わず撮ってしまいました。
後でググったらスターウォーズとコラボしているボーイング777‐200の『C-3PO ANA JET』らしいです。
なかなかクマタカは現れません。が、
2羽のハイタカが来てくれました。
ただかなり上空です。サイズもハトぐらいなので厳しい撮影です。
でもディスプレーが期待できます。
豆粒ほどのサイズですが撮影出来ました。
人にとっては驚異である重力も、鳥達には関係ないみたいですね。
イチャイチャを嫉妬したトビが邪魔をします。笑
当然カップルで飛び去ります。
都市部の川などにいるトビはなんかおっとりしている印象なのですが、山に居るトビはなんか殺気立っている感じがします。
都市部なら生ごみなどがあるし、ハトやスズメなどの小鳥も多いから必ず食事にありつけそうですが、山だとそうはいかないので野性味溢れています。
クマタカは遠くをかすめた程度でこの日は終わりでした。
モヤモヤした出来事もあったけど、アオゲラとハイタカの求愛ディスプレーが撮影出来たので大満足な鳥見でした。
番外
トビのディスプレー・・・・・・
いや、これは喧嘩です。笑
仲良くしろよぉ・・・
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