秋の風物詩 タカの渡り(リベンジ)

前回の乗鞍遠征が消化不良で終わったので、次の週にもう一度行きました。

前回行ったのが19日で、渡って行ったタカの総数が1000羽ちょい、とはいえタカ見広場を迂回するルートだったのであまり見れませんでした。

その後は天候が芳しくなく、あまり飛ばず、予報で天候が回復する24日は爆発すると予想して、行ってきました。

タカ見広場に着くと、何人かの顔見知りが。考えることは皆一緒か。笑

しかし・・・・・


結論から言うと、夕方までいましたがこの日は300弱しか飛ばず、消化不良どころか力が抜けました。

最初の予定では松本市内に一泊して、次の日諏訪湖によって変えるつもりでしたが、このまま帰ったら悔いが残りそうだったので25日も山に行くことにしました。

ホテルは朝食バイキング付きのプランだったのですが、朝食を食べずに5時にチェックアウトして山に向かいます。松本市内から約1時間の道のりです。


乗鞍スーパー林道経由で現地に行くと・・・・・

笑。

先週同様視界10メートルで、小雨まで降りはじめました。

もう笑うしかありません。

一時はどうなうなることかと思いましたが、6時から3時間ほど経った9時近くになってようやく雨が上がり、霧も晴れてきてその後は順調に天候が回復していきました。

そして・・・


サシバが現れました。気流の関係か広場のすぐそばを通ってくれます。

詳しい方の話では、ここ何日か天候がすぐれなくて飛べなかったので、晴れるのを待って近くにいたのだろうとのこと。

ハチクマも。

時間がたつにつて続々と前方から飛んできます。

10時頃になるとギャラリーも100人ほどになっていて、10羽ぐらいのタカ柱が出来ると歓声があがります。

この後早朝に新潟近辺を飛び立ったグループも到着し始め、タカ柱が尋常じゃない数になってきました。

この写真の中だけで30近いタカがいて、写っていない所にもいるので50羽以上のタカ柱です。

こんなタカ柱が次々現れます。

サシバ。

気流もいい感じで、広場付近や真上を通過する個体もいて、座る暇もありません。

ワシタカ類は眼がいいのでかなり遠くから人がいるのに気付いているのでしょうが、上空を通過する時は警戒してこちらを観察しています。

サシバ。

羽音まで聞こえそうな距離を飛ぶ個体もいます。

サシバもハチクマも色が豊富で白っぽいのから濃い茶色までいるので個体の同定が難しいです。

サシバ暗色型。

サシバ暗色型。

サシバ淡色型。


関東にも何ヶ所かタカの渡りの観察ポイントがありますが、こんなタカ柱は見られません。


ハチクマ淡色型。

ハチクマ主食はその名の通りハチです。何千というハチが群がっているのに平然とハチを食べる写真を見たことがありますが、いつか見てみたいです。

ハチクマ暗色型。

後方にいるのはサシバです。

タカ柱はサシバを中心に、ハチクマ、ノスリ、ツミなどで構成されています。

ノスリやツミは渡らない個体もいるようです。

寒さに強い弱いか?

ハチクマ中間型。

猛禽類の撮影の醍醐味の一つに「背打ち」の撮影というのがあって、このように背中の部分を撮ることです。

猛禽類は風に乗り羽根を広げているところを下から撮ることが多い(腹打ち)ので、背中側を撮るのが難しいのです。

旋回中に背中側が見えることもありますが、横を向いてしまいます。

ここだと人間がタカ達より上にいるのでこんな背打ちが撮れるのです。

美ヶ原付近を通過するハチクマ。


この日は今年一番の3000羽オーバーということで、3時間程、座る暇も食事をする暇もなかったです。笑

嬉しい悲鳴です。

気流によっては旋回しながらこちらに近づいて来る時があって、そんな時は広場の真上でも旋回続けるのでこんな場面も見れました。

そして、狙っていた月とタカを一枚におさめる写真も撮れました。

月とタカの距離が離れているので両方にピントを合わせることが出来ないのが残念ですが・・・


今回2日間で撮影枚数が3000枚を超え、やっと整理が終わりました。笑

2年ぶりの白樺峠はとても充実して、ワシタカ類を堪能できました。





zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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