台風が来ると。風に乗ってしまって、意図せず思わぬ場所に運ばれてしまう野鳥がいます。
クルマで1時間弱のよく行く沼に、迷鳥目当てと、そろそろ冬鳥も来ているのではないかと行ってみました。
出迎えてくれたのはカモメでした。
ここは内陸部ですがたまに群れも見掛けるので珍しくないのですが、どうやら1羽しかいないようなので運ばれてきたかな?
海でも人に対する警戒心が薄めのカモメなので、こちらでも比較的近くを飛んでくれます。
ん?なんか文句言ってますか?笑
クロハラアジサシもいます。
ここには毎年アジサシ類が来て、夏の間も見掛けていましたが、他のコアジサシやエリグロアジサシは既に旅立ったようです。
君は行かなくていいんかい?日本の冬はけっこう寒いよ。笑
アジサシの仲間は、餌を獲るために水に飛び込んだ後、飛行中に水を払うためか身体を捻って上を向くことがあります。
水へのダイビングもそうですが、これもアジサシの仲間を撮るときは画になるので是非とも押さえておきたいショットです。
クロハラアジサシの方は無視を決め込んでいますが、カモメは気になるようで、たまにこんな風に追い掛けたりしていました。
カメラマンにとってはありがたいランデブーです。
遠くからダイサギが飛んで来るの気付いたのですが、何かを咥えていたようなのでカメラを向けてみると・・・・・
!?
撮ってる時は何かよく分からなかったのですが、どうやらウナギのようです。
普通ならその場で飲み込むはずですが、近くに仲間がいたのか何処かに運んで一人で高級食材を楽しむようです。
私もお裾分け欲しい・・・・・笑
カモ類も増えていて、たくさんのヒドリガモがいました。
半数ほどはまだ冬羽になっていないようでした。
キンクロハジロ(中央右)を撮影していたら隣にスズガモ(中央左)のメスが。
スズガモは海岸にいるイメージで、私はここで見たのは初めてだったので、少し興奮しました。
常連の方の話では前日は群れでいたそうです。
ノスリが3羽、南~南西方向に飛んでいきました。
ノスリは関東の都市部に近い場所では冬にも見掛けることがあるのですが、基本冬は南で越冬するので、3羽ということもあり、渡りをする個体達だったようです。
ヒヨドリが群れを作っていました。
夕方のねぐら入りの時には見掛けたことがありますが、昼間にこれほどの群れを見たのははじめてでした。
ヒヨドリは国内で、北海道や東北地方の個体達が、関東や中部地方で越冬するらしいので、それらの群れが着いたか、関東で生活していた個体達が、越冬の為にさらに南へ旅立ったかかもしれません。
ハヤブサ。
ここで何度も見掛けていますがここまで近くで撮れたのははじめてです。
たまたま森から出る所を発見したので、低い位置の時から撮影出来ました。
カイツブリもすっかり冬羽に変わっています。
中部地方の山では冬鳥の便りが聞こえてきているようです。
そろそろ関東にもやって来るかな?
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