コミミズクVSチョウゲンボウ

ここのコミミズクは、夕方の狩りでは大抵他の鳥に獲物を奪われてしまいます。

夜の狩りは邪魔をする鳥はいないでしょうから食べれてはいるでしょうが、夕方の狩りで他の鳥との争いで負傷しやしないかと心配になります。

今までは奪われる瞬間の撮影は出来ませんでしたが、先日成功しました。

撮影中はチョウゲンボウにチョッカイ出されているだけだと思っていました。

陽が沈む直前の上、正面に太陽があるというとても厳しい撮影条件だったので、ファインダーでは詳細が分かりませんでした。

途中でチョウゲンボウが2羽になるのですが、それもコミミズクが2羽になったと思っていました。

今までコミミズクは3羽を一度に見たことがありますが、チョウゲンボウが2羽でいる所を見たことが無かったからです。


この日は2時過ぎから2羽がよく飛んでくれました。

都市部の飛行場ですからこんな風景も。

鋭い眼光でオッサンを睨ます・・・((((;゚Д゚))))

ここまでの写真、2、3枚目は顔と腹側が白っぽい、個人的にシロと呼んでる個体です。

比較的近くに来てくれます。

悪友のハシボソカラスとのやり取りは定番です。笑

顔がグレーの個人的にグレ子と呼んでいる個体です。

1枚目がこの個体です。

メスとの確信があるわけではないですが・・・笑

こちらは近づくのは誘導ランプにとまる時だけで、飛んでいる時はここまで来ません。

120~150メートルぐらいの離れた所を飛びます。

最初の頃、距離計で測定しながら撮影していたので、大体どこを飛んだら何メートルか分かっていて、誘導ランプが90メートルで、コミミズクのサイズだと150メートルなんて離れたら画にならないので、私は撮影しません。

なので私のコミミズクの飛び物は大抵シロです。


最近は17時過ぎになると東の山に陽が落ちます。

日没間際にシロが飛び始めました。

矢印のところにネズミ(?)がいます。

この写真は明るさの補正をかけていますが、撮影中はもっと暗く見えているので、獲物を持っていることに気付いていません。

逆光の上に日知没間際で光量も少ないので、カメラの性能が頼りです。

チョウゲンボウが上から襲い掛かります。

コミミズクも応戦します。

白丸のところに獲物を抱えています。

逃げるコミミズク。

矢印のところにまだ獲物を持っています。

どこからかチョウゲンボウに助っ人が。

撮影中はもう1羽のコミミズクが来たのだと思っていました。

ここでチョウゲンボウ2羽というのを見たことが無かったからです。

獲物はまだコミミズクが持っています。

わざと明るく補正かけました。

コミミズクが追われて下降しながら真後ろを向いています。

この辺からピントが怪しいのですが、見応えがあったので残しました。

写真を整理していて気付いたのですが、チョウゲンボウは1羽は威嚇、陽動、1羽は攻撃と連携して襲っていたようです。

地表近くになりチョウゲンボウのアタックが激しくなります。

まだ獲物を放しません。

物凄いバトルです。

トビが相手だと結構あっさり獲物を放す印象ですが、相手が自分より小さいこともあってギリギリまで粘るのでしょう。

ここでチョウゲンボウも獲物を掴んだようです。

もつれながらさらに降下します。

チョウゲンボウも後ろから獲物を掴んでいますね。

コミミズクは右の方に逃げようとしていますが・・・・・

ここで放してしまいます。

この写真の下の方、影の向こうは斜面になっていて、こちらからは見えない地面でバトルがあったようですが、奪い返すことは出来なかったようです。

斜面から飛び出して逃げるチョウゲンボウを、コミミズクも追いますが飛翔能力で勝るチョウゲンボウは逃げ切りました。


1歩間違えば命を落としかねない猛禽同士の本気のバトルは迫力があります。

コミミズクは無理しなくても夜間に狩りが出来るので引いたのかは分かりませんが、双方に致命的なケガが無いようなので何よりです。

猛禽同士の争いに興奮して、ケガが無くて良かったなんて、人間の勝手な言い分ですが・・・・・






zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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