サクラも徐々に散りはじめ、ますます春です。
コロナの影響で何かと大変な時期ですが、鳥達は元気です。
鳥達にとって春は子孫を残すという一番大事な季節です。
葉サクラの直前の花と葉の競演が好きです。
たまに吹く強い風で桜吹雪が。
軽いですが花粉症もあるので、マスク装備で鳥見に向かいます。
カワセミ夫妻の巣は順調に仕上がってきているようです。
頭から巣に入り、中で5分程もゴソゴソやっているので、内部の仕上げに入っているようです。
時折、この写真のように、大きな石を外に運び出しています。
分かりにくいですが、影を見ると石を運んでいるのが分かると思います。
観察していて気付いたのですが、掘った土は入り口付近に溜めておき、入る時に後ろに蹴り落としていました。土を出しているところを見たことが無かったのでどうしているのか疑問だったのです。
巣の真下で居眠りを始めたカルガモに威嚇するオスさん。
カルガモの方は気にも留めません。笑
そして相変わらず綺麗好きなオスさん。
メスの方は水浴びをしているところは見ないです。見られるのが恥ずかしいからと人けのない所でしているかもしれませんが・・・・・
この日も何度か2羽が近寄り、メスの方が短く連続で囀りますが、オスの方は離れてしまったり、無視したりです。
しかし、遂に10時過ぎに・・・・・
メスの囀りに応えるように、同じように短く囀りました。
これはオスの「乗るよ~」の合図です。
メスの方は尾羽を上げジッとして、オスはホバリングしながらメスに近づき・・・
メスに優しく乗ります。
鳥の交尾は、概ね総排出口という糞も尿も、メスなら卵も排出する穴どうしを擦り合わせます。
オスは体内に精巣を持っていて、この時メスの体内に精子を渡します。
この写真の状態はオスの尾羽がメスに接触していないので交尾状態ではありません。
雌雄どちらかが慣れていなかったりすると、この状態で離れてしまうことがあります。
この状態は恐らく交尾が成功したのではないでしょうか。
角度的にはっきり確認できないのが残念です。
ただオスがメスに乗っかるだけでなく、総排出口どうしの接触があったかどうかが重要です。
さらに1時間後、もう一度交尾をしました。
今度は先程よりも近く、真横なのでちゃんと確認できそうです。
ここまではいい感じですね。
おぉ~!!オスが尾羽を曲げて、メスの身体に接触しています。
これは交尾したとみて良いのではないでしょうか。
交尾が終わりオスが離れます。
残ったメスを見るとしっかりと尾羽を上げているので交尾できた可能性がものすごく高いと思います。
そして・・・・・
オスさん、賢者タイム。笑
「あぁ~いい仕事したわ・・・」笑
ググるとカワセミは5~6個の卵を産み、抱卵期間が21~23日、育雛期が20~22日らしいので、5月の半ばごろには雛が見れるかもしれません。
去年もこの近くで何ヶ所か試し掘りをしましたが、結局違う場所で子育てをしました。
同じく去年観察していたヤマセミも、何度か交尾を見て、多分卵があったであろう時期に雨で湖が増水し、巣が水没してしまいました。
今回は、是非雛たちの顔が見たいです。
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