緊急事態宣言が解除されたが、未だ終わりが見えないコロナ禍ですが、夏の山の人気者のサンコウチョウを撮影に行きました。
サンコウチョウを撮るのは2017年以来で、その時は鳥見を始めて1年ぐらいで、林道を歩いていてたまたま前方に飛んで来たのを偶然撮影しただけでした。
一般の方には馴染みがないようですが実はあちこちに来ていて、見るだけならそれほど難しくはないです。
ただし撮影は暗い上にサイズはそれほど大きくない、そして高速で飛ぶので、なかなか難しいです。
必然的に止まりものが多くなりがちです。
今まであまり経験のない種の撮影なので、手探りで撮影しています。
オスはこんな容姿の鳥です。青い目の廻りのアイリングと嘴、そして長い尾羽が特徴的です。
身体はヒヨドリぐらいでしょうか?ですが尾羽がその3倍近くあります。
囀りもまた特徴的で、「ギッ ギッ ホイホイホイホイ。」と鳴きます。
分かりにくい画像ですが、巣材を運ぶメス。
メスもアイリングはありますが、長い尾羽はありません。
鳥は大抵オスの方が、色が綺麗か、囀りが美しい。
それは選ぶ権利はメスにある女系種だということ。努力ではどうにもならない、持って生まれたものの質でほぼ一生が決まってしまいます。
まだ本格的な繁殖には入って無いようだけど、ペアは出来ていて巣作りも始まっているようです。
たまに縄張り争いもしています。
薄暗い森の中、しかも高速でバトるので、まともな写真が撮れません。
何やら杉の木の裏で言い争っているようですが、こちらからは被りまくりの顔と、尾羽しか見えません。
そういうのは見える所でお願いしたいものです。笑
食性は昆虫食のようで、この個体は何か羽のある昆虫を咥えていますね。
イトトンボなどがお好みのようで、小川の近くのスギやヒノキの木の上に巣を作ります。
この付近にはカワトンボ、イトトンボが数種いるようです。
この個体は上の昆虫を咥えたのと同じ個体です。
2本の尾羽の長さが左右で違います。
一番最初の個体は、左右が同じ長さです。
そしてこの個体は、上の2羽よりも尾羽が短い気がします。
オスだけで3羽はいるようです。
オスの羽繕い。
暗いからと感度を上げると解像度が落ちる。そして、このように少しでも木々の間から空が見えると逆光になって被写体が黒くなる。
ホントに難しい撮影です。
順光で緑バックだとこんな具合です。
そこそこ近い距離で解像していたので、大きくトリミングしました。
春からのハヤブサ撮影がダメになってしまったので、この夏はサンコウチョウに張り付きたいと思います。
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