去年カワガラスの巣立ちをこのブログに載せましたが、すぐ近くでミソサザイ(通称ミソッチ)も毎年子育てをします。3月~5月まで自粛でほとんど撮影に出掛けなかったので、行ってきました。
運が良ければ3回目ぐらいの子育て(3番子)に間に合うかもと、期待をしていました。
駐車場で出迎えてくれたのは
ヤマガラさんです。
子育て中なのか、毛虫を捕まえましたが食べずにどこかへ持ち去りました。
次に現れたのはキセキレイです。
う~んとまってる場所が・・・・・
駐車場から歩いてまずカワガラスのポイントなのですが、カメラマンが居ません。
30分程待ってみましたが、カワガラスは現れません。今年の繁殖は終わってしまったようです。
次にミソッチのポイントに行ってみました。
こちらにもカメラマンはいませんが、囀りは聞こえます。
ここでは10メートル以内で撮影出来ます。
ミソッチは小さいので近くで撮れるのはありがたいです。
囀っているということは期待が持てます。
しかもあつらえたような場所で囀ってくれています。まるで用意したお立ち台です。
しばらく観察していると・・・
どうやら巣材を集めているようです。
ミソッチの場合営巣はオスの仕事で、そこに囀りでメスを呼び込み、繁殖します。
一夫多妻のようで、もう少し前だと2~3羽のメスと同時期に繁殖します。
まるで今話題のグルメな芸人みたいですね。笑
一生懸命に巣材を集めて・・・・・
何度も往復してコケや枝などの巣材を集めて・・・・・
愛の巣を作っていきます。
美声と持ち家。ミソッチの婚活はとてもハードルが高いのです。笑
巣から出てきたらまず何度か囀って、何処かにいるメスにアピールします。
これもいい場所で囀ってくれました。
ホントに愛らしいなぁ。
好きな野鳥トップ5に入ります。
たまにこちらに向かって、メスを呼ぶような綺麗な囀りとは違う地鳴きのような鳴き方をします。
警戒してる?
そんな時はカメラを他に向けて、ミソサザイから見えない所に移動します。
意図は分かりませんが、それまでと違うアクションをした時はその場を離れるのが賢明です。
この時も10分ぐらいしたらメスを呼ぶ囀りをしだしたので戻ったら、同じ距離で撮影できました。
何もせずにそのままでいたら、距離を取られたかもしれません。
他にカメラマンが居なかったから良かったです。
昼近くになると、巣材集めをやめてひたすら囀りだしました。
結構遠征してるようで、遠くの方で聞こえる時もあります。
しかし一向にメスは来てくれません。
少し切れ気味です。笑
メスからしたら、3月から2回は繁殖しているはずなので、「いい加減にしろ!コラ!」って感じなのかもしれません。笑
ミソッチが巣材集めをしている時に、ミソッチのポイントを何度かカワガラスが通過していきました。追跡してみると上流の堰堤にいました。
この堰堤は10メートル近くあり、さらに向こうで採餌しているようでした。
今年はコロナのお陰でいろいろと計画が狂い、なかなか子育てが見れません。
前回あげたサンコウチョウも去年は遊歩道際で繁殖したらしいのですが、今年は上流の湖の工事の影響か少し離れた場所で営巣しているようです。
仕方ないですね。
地球が滅びなければ来年も営みは続くと思うので、来年に期待します。
0コメント