サンコウチョウは夏に日本で繁殖する見た目がとてもインパクトのある鳥です。
去年、巣を見つけて知人2名だけに教えて、私含め3人だけが知っている巣を観察しました。
残念ながら巣立ちまでは見れませんでしたが・・・
今年も来てくれました。
いやいや美しいですね。
サンコウチョウのオスは、青い嘴とアイリング、そして2本の長い尾羽が特徴です。
その尾羽は長さなどに個体差があります。
こちらは少し短い個体。
サンコウチョウは個体の識別が意外と容易です。
もともと2本の長さが違ったり、密集した針葉樹林の間を虫を捕まえる為にそこそこ高速で移動するので、そのうち尾羽の先端が擦り切れてきたりするので確認できます。
今の所オスはこの2羽と・・・
1本の尾羽の先端が二つに割れてる個体、3羽は確認しました。
先週までは、あまり囀らず地鳴きが多く、オス同士が縄張り争いをしていたのですが、今週は良く囀るようになりました。
縄張りが決まるとメスへのアピールと、縄張り主張の為か、囀ることが多くなるようです。
40メートル程離れていたので聞き取りにくいし、話し声も聞こえるのでさらに聞こえにくいです。
ここのポイントは地元の方の散歩コースになっていて、サンコウチョウも人間は見慣れているとはいえ、話し声がしたり数人で固まっていると近くに来てくれません。
自分が過去に撮った写真を大声で自慢しあったり、囀りが聞こえたり姿が見えると騒いだり、そこそこあちこちで野鳥撮影しているようでしたが、少し落ち着けと言いたくなります。
1人でいると運が良ければ近くに来てくれます。
この時は自分がいた直上5メートル程の所にとまったので2~3歩下がって撮りました。
サンコウチョウがいるのは針葉樹林なので昼間でも暗く、シャッタースピードが上がらないので、飛び姿を撮るのが難しいです。
この2枚は飛び出しと飛び物ですが、どちらもややブレています。
シャッタースピード上げるために感度を上げると、解像度が落ちるので、どちらを取るか悩みどころです。
この日、一度クルマに戻って昼食を食べてから、去年巣があったエリアを散策しました。午前中にそちらの方から囀りが聞こえていたのです。
そのエリアは、サンコウチョウのポイントである遊歩道の入り口近くから山に入るので、入る所を見られないように注意します。特にすぐに仲間に連絡したり、1人で探鳥しない(出来ない)野鳥カメラマンに見られたら最悪です。
5分程山を登り去年の巣の所にきたら、なんと去年の巣が残っていました。
だいぶ崩れてはいますが1年たっていても残っているなんて凄いですね。
サンコウチョウの巣は、針葉樹の樹皮で作ったカップ状の物に、に苔をクモの糸を使って貼り付けているらしいですが、こんなに丈夫に出来るんですね。
これは去年の写真ですが、修復して再利用してくれないかなぁ・・・・・
90分程草木に隠れて観察していましたが、尾羽の短いオスが何度か近くで囀っていたので、期待したいです。
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