久々にカワセミが繁殖をした池に行ってきました。
毎年咲いていたハスが咲かなかった池です。
毎年この時期にササゴイが繁殖していました。
ですが、冬の間に毎年巣をかけていた木の枝打ちが行われて、さっぱりしてしまい、今年はここでの繁殖は行われなかったようです。
着いて池の周りを歩いていると、サギ科の幼鳥がいたのでササゴイの幼鳥だと思い撮影したのですが、帰ってじっくり見てみると、残念ながらゴイサギの幼鳥でした。
残念ながら・・・といのは、ゴイサギは留鳥でササゴイは渡り鳥なので、今年繁殖に成功すれば、来年も来る可能性が高く、してないとなるとここに来る可能性が低くなります。
今年も成鳥は1、2羽見掛けていますが、去年までもここで過ごした個体か、ここで去年生まれた個体か、いずれにしても今年繁殖できなかったとなると来年も来る確率は下がりそうです。
例年ですとこんな光景が見れたのですが・・・
巣での親と雛。
4羽の雛。
どちらも去年の画像ですが、去年は2度繁殖して賑わっていました。
今年も成鳥は見ているのですが、若は見掛けないので別の場所で繁殖したのかもしれません。
ササゴイの狩りというと、↑のように低く構えて魚の動きを見極め、飛び掛かるのが普通なのですが、
カワセミのように木の上から獲物を狙って・・・
ダイブ!!
狩りとしては失敗でしたが、こんな場面は初めて見たので興奮しました。
ネットで検索してもこんな場面は見つけられませんでした。
ササゴイの若はいませんが、ゴイサギの若は元気です。
ゴイサギは地域によって短い移動をする個体が少なくなく、ここでもいたりいなかったりです。
春先に自分でそこそこ飛べる若が飛来したので、繁殖地は別にあるような気がします。
このぐらいより若い状態のゴイサギをここでは見ないというのも繁殖地は別の場所だと思う理由の一つです。
ある程度成長するとここに連れてくるようです。
狩りその他の勉強をさせて、親離れさせる場所なのかもしれません。
ゴイサギは一応夜行性なのですが、若達は昼間でも比較的積極的に行動しています。
成鳥は木の陰などであまり動かず、寝ていたり、羽繕いなどしてることが多いです。
ほぼ成鳥に近い色合いになっている個体も木陰で寝ているので、大人になるにつれ夜行性の特徴が現れるようです。
何度かの換羽で成長のような色になります。
成鳥と並んでくれたので色に違いが分かり易いです。
左が成鳥、右が若です。
こちらの若は春先に生まれた1番子(1回目の繁殖の若)、まだ茶色い方が2番子(2回目の繁殖の若)という感じでしょうか。
ともあれゴイサギはこの先もここに来てくれのはないでしょうか。
去年までここで見れていた、ハスとカワセミの絡み、そしてササゴイの繁殖が今年は見れませんでした。
とても残念なことですが、私は他所から遊びに行って、そこの環境をあーだこーだ言うのは好きではないし、ましてこちらの池は人間が整備して出来た池で、たまたまササゴイの繁殖に適していただけでしょうから来年から飛来しなくなっても仕方ないと言えば仕方ないですね。
ササゴイは来年も来てくれるのか、繁殖するかは未知数ですが、またここで雛を見たいです。
そしてカワセミがハスの花から狩りをする姿も。
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