前回アオバズクの成鳥を撮影した神社で、雛が巣立ちました。
百日紅が見頃ですっかり初夏ですね。
5時頃神社に付き、前もって巣立ったのは聞いていたので、巣があったケヤキを探していたら自治会の方が来て、「夜明け前にこっちに移ったよ。」と教えてくれました。
こっちというのは、御神木から少し離れた所の、ケヤキやコナラなどのかなり大きな樹木がある森のような一帯です。
狭い神社の敷地ですが、ツミ、アオバズク、などの猛禽類、オナガ、ムクドリ、シジュウカラ、カラス、キジバトなどの餌場になっています。
ハトは主に果実や種子、ムクドリやシジュウカラはケムシイモムシや小さめの昆虫、カラスやアオバズクはセミや甲虫、ツミはムクドリやハト、セミなどを食べています。
【閲覧注意】
この大きさのカブトムシ生きているのを見つけたら、子供だけじゃなく私でも大喜びですが、残念ながらすでに餌になっていました。
恐らくアオバズクではないかと思います。
早朝見つけた時、上のカブトムシは脚が動いていたので、夜間に狩られたのではないかと思います。
昆虫は脳や心臓が破壊されても一定時間生きている状態らしいので。
上の写真を見ると、硬い所だけを残して食べているのが分かります。
同じ鳥類でもカワセミやサギ類は、硬い獲物も丸飲みしてペリットとして出します。
処理の仕方を分けた理由は何なのか興味あります。
まず親が移動して雛を呼び、雛も移ったが暗かったから何処にいるかは分からないとのことでしたので、30分程で親を見つけ、雛たちも発見しました。
これは3羽とも雛です。
上の2羽は雛同士でじゃれあってます。
左の雛です。
雛は胸の模様の色が薄く、形もハッキリしていません。
そして、成鳥になると目立たなくなる眉班が特徴です。
私は、雛のうちは眉班と眉間の白い部分の形で個体の識別をしていますが、眉班は10日程で目立たなくなってしまいます。
それ以降は眉間の白い部分の形だけが頼りです。
この個体は上の雛と比べると、模様が濃くなってきているで一番早く孵った個体ではないかと思います。
セミもミンミンゼミが主流になってきたのでいよいよ夏本番です。
一瞬こちらを見てくれたのがうれしくて、オッサンデレデレです。笑
少し移動して見やすい場所に来てくれました。
左は親で、お腹の模様が、ハッキリしていて色が濃いのが分かると思います。
親の上も雛です。
並んでいると成鳥と雛の違いが分かり易いですね。
因みに雛のもう1羽はここにいます。笑
雛に寄り添っているのは恐らくメスで、オスは近くで見張り中だと思います。
抱卵もメスが行い、オスはメスに餌を運んだり見張り役だし、孵化後も餌も運びますが基本見張りはオスです。
アオバズクの雌雄の見分けについてネットで調べると、素人のブログなどでまことしやかに語っている人がいますが、専門家でも「雌雄共に近くにいないと見分けは難しい。」と言っているのであてにしない方がいいでしょう。
私はどんな分野の事でも「プロでない詳しい素人」の自説は信用しないようにしています。
話がそれましたが、何とか家族で並んでくれないかと思っていると・・・・・
親の顔が見えませんが、雛たちは目を入れての撮影が出来ました。
真ん中の雛など百点満点の面構えです。笑
親は夜通し雛に餌を与えていたわけで、基本昼間はあまり動きませんが、巣立って数日の雛たちは好奇心も旺盛なので、昼間でも動きます。
覗き見しているオッサンのことも興味津々です。笑
自分の足の臭いをかいでるオッサンみたいですね。笑
と思ったら、キリッとした眼差しでこのポーズ。
雛たちを見ていても全く飽きません。
この時は巣がある木から移って初日だったので、高い見えにくい場所でしたが、慣れてくれば雛たちがもっと魅せてくれることでしょう。
こんな感じで。
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