3カ所ほど、低山、里山、林道を歩いてみました。
いずれも基本カメラは持たずなので写真は少なめです。
私はクルマを運転する時は音楽を聴いているのですが、朝だけは天気予報とニュース、交通情報を聞くためにラジオを聴いています。
ラジオで気になったのが複数のパーソナリティが今年も秋が無い、夏から冬になるのか?と言っていることでした。
都市部だとそう感じるのか、殆ど外に出ない人たちなのか知りませんが、未だに夏の装いで過ごしているのでしょうかね笑
いやいや今現在、朝は10度ぐらい若しくは10度弱で午前中が20度以下、昼近くになると20度超える日もありますが、広葉樹も色付いて来ていますし、秋ですよね?
ラジオなどでああいったこと言われると聞いている人がその意見に引っ張られるんですよね・・・
コガモやマガモ、ヒドリガモをチラホラ見るようになってきて、ジョウビタキの囀りは良く聞こえるようになってきました。
まだ慣れていないのか、警戒心が強く近距離での撮影は出来ていませんが。
人里近くで繁殖していたキセキレイが山に戻っていました。
2羽いましたが、オスの特徴である喉元の黒い模様が無くなり冬羽だったので、どちらがオスかは分かりませんでしたが、この時期なら一緒に子作りしたペアの可能性が高いと思います。
今年はキセキレイの育雛と巣立ちを観察出来たのはうれしかったです。
キセキレイは冬の間は低山で過ごし、繁殖期には里山や人里近くに下りて来て繁殖します。
以前に里山の小川でキセキレイの巣を見たことありますが、スズメやハト、ムクドリのように建築物の一部を利用していることには驚きました。
一昨年、何処に行ってもカケスがいたのですが、去年はあまり見掛けませんでした。
今年は今の所、何処へ行っても囀りが聞こえるし、数も多いように感じます。
カケスは一部漂鳥で、北海道や東北の個体が冬季に南に移動して越冬すものがいるらしく、関東で年によって数が変わるのはその辺が関係しているかもしれませんね。
暖冬で北部に冬でも食べ物があれば移動してこないとか。
漂鳥というのは、高地と低地、北部と南部など季節によって同国内を移動する鳥です。
個体や地域によっては移動しない場合もあります。
キセキレイもそうですが、イカルやシメなどもそうですね。
冒頭で名前を出したマガモは大陸から越冬しに来るものも居れば、日本北部から南部に移動して越冬するものもいるし、本州で繁殖している留鳥もいるようです。
渡り鳥と漂鳥をごっちゃにしている人が結構いますが、個人的にはしっかり分けたいと思っています。
因みに留鳥は年間を通してほぼ同じ地域で過ごし、季節で移動をしない鳥です。
繁殖地と越冬地が同じ場所ですね。
お馴染みの鳥だとスズメやカラス、ムクドリ、シジュウカラ、メジロなどです。
あれっ?ヒヨドリは?と思われる方もいるかと思いますが、ヒヨドリは実は漂鳥です。
北部のものは南部に移動し、日本中部だと寒がりな群れや生息数が多い地域で、冬に餌が少なくなる場合は移動します。
関東の場合、冬に数が増えているか、夏にいたヒヨドリと冬にいるヒヨドリが違う群れの可能性があります。
そしてヒヨドリが当たり前のように群れで観察出来るのは世界中で日本だけです。
サハリンからフィリピンまでで少数生息している場所はあるらしいですが。
なのでヨーロッパを始め、海外のバードウォッチャーの中には、ヒヨドリを見るために日本に来るという人もいるようです。
まとめると、
【渡り鳥】は大海を越えて、又は気候が違う地域へ移動する鳥。ユーラシア大陸から日本、日本から東南アジアなどへ。
【旅鳥】は日本を通過点として春や秋に一時的に立ち寄る鳥。ユーラシア大陸からニューギニア、オーストラリアへの移動又はその逆。
【漂鳥】は高地から低地、低地から高地へ、国内の南部から北部、北部から南部への移動。
【留鳥】は年間を通してほぼ同じ地域で過ごす鳥。繁殖地と越冬地が同じ場所。
ただし、留鳥と漂鳥は同じ種でも地域や個体差で留鳥だったり漂鳥だったりする場合がある。
今までも何度も来ていた場所で発見が二つ。
キツツキ科の鳥が囀っているのは知っていてアカゲラだと思っていたのがアオゲラでした。
囀りが似ていて詳しい人は聞き分けられるみたいですが、私にはまだ無理でどちらか分からなかったのですが、姿を収めることが出来ました。
ある里山で、アオバトを見掛けました。
かなり距離があり朝方で、解像度の良くない小さいカメラで撮ったので粗い写真ですが。
実はアオバトを山で撮ったのは初めてです。
メスのようですね。
去年ここにリュウキュウサンショウクイがいたので、動くものに反応してシャッターを切ったらアオバトでした。
アオバトが海水を飲みに来るで有名な海岸には何度か行ったことがあり、夏に山で囀りを聞いたことやチラッと見掛けたことは何度もありますが、アオバトと分かる写真を撮れたのは初めてです。
アオバトは留鳥で紅葉樹林帯で繁殖しているので、もしかしたらこの付近で繁殖しているのでは?
私はここには夏に来たことないし、冬にはたまに来ますがアオバトは繁殖期でない時にはあまり囀らないので分からなかったのかもしれません。
来年は春に来てみようか。
相変わらずホオジロは元気です。
なぜ彼らは。繁殖期以外でも元気に囀っているのでしょうか?笑
ホオジロも関東では留鳥ですが、北部から越冬しに来る個体もいるので、冬には増えているはずです。
あっ、だから冬でも囀る?
余所者に自分の縄張りを示す為に。
北部から越冬しに来た個体は、居ごごち良ければ戻らずに居座る可能性ありますからね笑
基本、冬の渡り鳥はユーラシア大陸からくるのですが、気候変動(個人的にCO2
が原因の温暖化とは思っていない)でそちらの気温も高いのか、年々越冬地への到着が遅くなっている気がします。
もう少し待ちましょうかね。
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