クルマで1時間半ぐらいの大きな公園に行ってきました。
そこでは梅が見頃をむかえていました。
蠟梅もご覧の通りです。
とてもいい香りがしていました。
2020年に初めて行って、以来この時期に毎年行ってます。
ヒレンジャク、キレンジャクが目的です。
ヒレンジャク、キレンジャクは秋口にシベリア東部あたりからやって来て、この辺りの山中で越冬しますが、山に食料が無くなり、雪が積もり始めるとこの公園や付近の雑木林、田畑などに来て繁殖地に戻るまで過ごします。
この公園はそこそこ大きくて、それなりに人も多いのに何故ここに来るかと言えば、
餌になるヤドリギが沢山自生しているからです。
この木は常緑樹のようにも見えますが、落葉広葉樹です(ナラ?)。
緑色の部分がヤドリギで、樹木の上の方に丸く鳥の巣のような形状で寄生する植物です。
ヒレンジャク、キレンジャクはこの実が好きなのでここに集まります。
何故か他の鳥はあまり食べないようです。
一度だけヒヨドリが食べているのを見たことがありますが、その時も群れ出来て食べているのではなくて、1羽だけが食べていただけでした。
結局この日はこの1枚を撮っただけでした。
5羽ぐらいの群れでいましたがちゃんと撮れたのはこれだけです。
冬鳥は餌を求めて何ヶ所かの餌場を移動していることがよくあるし、山から下りてきたばかりで警戒もしているのでしょう。人の多いここに居付くのは、周りに餌が無くなりもう少し慣れてからなのでしょう。
慣れてくると5メートル以下の木のヤドリギでも餌を食べるようになります。
池にはミコアイサが。
オス2羽、メス3羽の群れがいました。
池の周りには囲いがあって人はあまり近づけないのですが、ミコアイサ達は他所では考えられないぐらい警戒していて、岸辺に全く近寄らないので不思議だったのですが、後に理由が分かりました。
1羽だけオシドリもいました。
オシドリはここからクルマで30分程の池で群れで越冬しています。
1枚目のミコアイサと、このオシドリは人が増える前に撮ったのですが、9時頃になって恐らくここの常連らしき7人ぐらいの鳥見集団が、ワイワイ喋り、追い掛け回しながら写真を撮り始めました。
そりゃ警戒心も強いよな。苦笑
ここにはヒレンジャク、キレンジャク以外にも、ツグミ、アトリ、シメ、ビンズイ、ジョウビタキなどの冬鳥、シジュウカラ、エナガ、メジロなどの留鳥がいます。
こちらはアトリとシメの合同の群れ。
そんな中この日一番近くで遊んでくれたのは、
ビンズイです。
私の住む地域では、日本の北部で繁殖した個体達が越冬しに来ます。
もしかしたらサハリンで繁殖している個体もいるかもしれませんが。
7羽の群れが松の木に囲まれた芝の上で餌を探していました。
人は見慣れているようで、遊歩道から下りても構わず餌探しをしているので、今まで培ってきた接近術で近づきます。
どの個体も10メートル以内に入っても大丈夫でしたが、この個体だけは、そこからズンズン私に近づいてきます。
動画を観ていただけるとどれだけ近くに来てくれたかが分かると思います。
私に存在感と危機感を感じないというのは喜ばしいのか悲しいのかよく分かりませんが・・・笑
最終的にはピントが合わない距離まで来たので4mぐらいまで来てくれました。
エナガがナラのドングリが落ちた帽子の中を覗き込んでいました。
はっはっはっ、そんなとこのぞき込んでももう実は落ちてるよ~www
と心で笑っていたら・・・
中に小さな羽虫がいた様で、見事に獲っていました。
そしてこの表情。笑
「オッサン、嗤ってただろ!(ドヤ顔)」
先程は失礼いたしました。御見それしました。
この公園には最初の方の写真のように大きな池があって、鳥達はそこで水分補給や水浴びをしているのですが、この木に溜まった水を飲みに来る鳥達もいます。
シジュウカラとシメが同時に。
やはり大きい鳥に優先権があるようです。笑
お尻を向けて水分摂取です。
シメがいなくなったらすぐにシジュウカラも戻って来て水を飲みます。
ツグミもここで水を飲みます。
ツグミが水をのんでいる所にアトリがやって来ました。
アトリも水を飲みたいのですが、大きい人がいるので行けません笑
水を飲んでるの見られているのが鬱陶しかったのか、
ツグミは追い払いに掛かりました。
ですが、アトリは牛若丸の八双飛びよろしくかわします。
数秒後には2羽の場所が入れ替わりました。笑
ツグミはもう飲み終わって満足したのか、去ってしまいアトリは無事に水分摂取が出来ました。
それにしてもそこそこ大きな池があるのに、何故ここに飲みに来るのかよく分かりません。
池の方が見晴らしがいいので、敵の接近にも気付きやすいと思うのですが。
ここだと少し温かくなっているのでしょうか?水より白湯を飲みなさいみたいな感じ?笑
この日は数時間しか観察しませんでしたが、ここに1日いたら何種の鳥が飲みに来るのでしょう。
わたしの住む地域では今日昼過ぎから雪の予報が出ています。
こ、これは雪がらみの鳥を撮るチャンスです。
去年は雪絡みのタゲリなどを撮りました。
さぁどれぐらい積もるでしょう。
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