とても綺麗な三日月の次の日に、ウソを見に行ってきました。
ウソとカヤクグリとマヒワが見たかったのですが、マヒワだけ見つけられませんでした。
よく行くの北隣りの県なのですが、たまに南隣りの県にも行きます。
鳥見を始めて3~4年の頃によく行っていた所です。
クルマを停めて林道に入ると・・・笑
先週の雪がまだ残っていました。
この辺は日中は陽が当たらないので、気温が上がるまで融けないでしょう。
ここはダム湖の周りの一般車両は入れない林道で、雪が凍って無ければ舗装路なので歩き易いです。
湖の奥は水がかなり少なく、ほぼ川みたいな状態でした。
多い時は水色又は黄色線ぐらいまであります。
春になれば近くの山に積もっている雪が融けて多少増えるし、農業用水確保の為に貯めるでしょう。
最近では年に数回しか行きませんが、かつては1年通して月に数回行っていたので、何がどのあたりにいるかはだいたい分かっています。
よほど大きな地形や植生の変化が無ければ変わってないはずです。
しばらく歩いていると、林道の逆方向から来ていた人が何かを撮っていました。
こういう時は最初に撮っている人が撮り終わるまで待つか、通るよと合図をして通過します。
私は野鳥カメラマンでない人の場合は直ぐに撮影を止めて通ってもらいます。
私に止める権利など無いからです。
その人が撮っていたのはウソでした。
私も撮影開始です。
もう木の上に餌が無いようで、地面に落ちている木の実などを食べています。
3羽のうちの真ん中の喉元にピンクというか赤というかの色があるのがオスです。
少し上の枝の所にも1羽いて、これもオスなのですが、お腹まで色が付いているのでアカウソの群れのようです。
一番近くに来てくれた写真ですが、多分アカウソですね。
ウソは漂鳥、アカウソは渡り鳥です。
ウソは本州中部以北で繁殖して、冬は九州以北の低地に移動して越冬します。
国内での移動なので漂鳥です。
アカウソは北海道で少数繁殖しているようですが、主に樺太で繁殖して、日本に越冬しに来ています。
ここでは毎年お腹まで赤みのあるオスを必ず見るので、ここで越冬しているのはアカウソの群れだと思います。
手前からオス、メス、オスです。
一番奥にいるのが先程のお腹まで赤みが目立つ個体です。
手前のオスはそれ程お腹に赤みが現れていません。
こういう状態の群れの場合、よく野鳥カメラマンが「アカウソが混じっていた」という言い方することがありますが、全部がアカウソの群れと考えるのが自然だと思うのですが・・・苦笑
お腹まで赤い個体だけアカウソで他はウソってこと?笑
私は特にお腹まで赤い個体がリーダーだったり、オスの中でも優位だったりするだけで、喉元だけでお腹に赤色が目立たない個体は若いのか、個体差なのか分かりませんが、この群れにいるならアカウソだと思うのです。
ウソの撮影を終えて、マヒワを探していると、
カヤクグリが林道に出てきました。
カヤクグリも漂鳥で、ここより標高の高い山中で繁殖して冬はこの辺りで越冬します。
色もサイズもスズメみたいですが、嘴の形がまるで違います。
更に移動すると、
アカウソです。
先程の場所は日影でしたが、こちらは日向です。
恐らく先程の群れのオス2羽です。
手前にいるのが赤みが目立つオスです。
アキニレに似た実を食べているようでした。
アカウソが食事中にアオジが出てきました。
ま、まさか左の方のクルミを狙ってる!?
いやいや大きすぎます笑
因みにここのクルミは天然です。この林道沿いにはクルミの木が結構あります。
この後
ヤマガラがしばらく遊んでくれました。
私に何か文句言ってます?
何言ってるか分かりませんが、取り敢えず「スイマセン。」笑
この日は他に、ベニマシコ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ミソサザイ、アトリ、カワラヒワなどを見ました。
写真を載せないということはいい写真が撮れていないということです笑
マヒワは見つけられませんでした。
ここでは数が少ない時はカワラヒワやアトリの群れに混ざっていて、多い時はマヒワだけの群れの時もあります。
2月中にもう一度訪れようかな。
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