サンコウチョウが繁殖する里山

毎年サンコウチョウが繁殖している森に行ってきました。

4月16日のブログの後半の場所です。

あの時は周辺の山を歩き廻りましたが、今回はピンポイントです。

付近はこんな感じの低山の囲まれた場所です。

針葉樹と広葉樹が入り混じった里山です。


2年続けて同じ谷の違うホオノキで営巣しています。

今回はこの谷だけを歩きます。

整備された遊歩道から林業者や送電線や鉄塔の保守業者、山の所有者が使う道を通り谷に入ります。

こちらは2021年の巣で、

こちらは2022年の巣です。



2021年のは谷を10分ぐらい行ったところで、知人と2人だけで観察していましたが、2022年のは入ってすぐでしたので、私の知り合い以外でも2~3人は知っているようでした。

これは去年のブログで、サンコウチョウ夫妻が巣作りを始めたその日に遭遇しました。



2021年の巣は谷を行けば10分程ですが、巣は10メートル近い高さだったので、観察するには道の無い尾根を登らなくてはいけませんでした。

なので、ここまで登って来るカメラマンは皆無で、ゆっくり観察出来ました。

先程の2022年のブログ中で、2021年の巣は何かに襲われたかのような記述がありますが、今にして思えば巣立ったのだと思っています。

当時はサンコウチョウの巣の観察が2度目で、雛がどんな状態で巣立つかなどよく分かっていませんでした。

恐らくどちらの巣もちゃんと巣立ったのではないかと思います。



サンコウチョウは早ければゴールデンウィーク頃には囀り始めえいるはずですが、今年はまだの様です。

今現在元気に囀っているのは、ウグイス、ガビチョウ、ヒヨドリ、キビタキ、シジュウカラ、ヤマガラなどです。

♪ハルジ~オンが道に咲~いたら♬ (乃木坂46)笑

あちこちで色々な花が咲いていて、春の風物詩キジも母衣打ち(ほろうち)をしています。(縄張り主張とメスへのアピール)

クサフジが見頃でした。

クサフジはおひたし、酢の物、サラダなどで食べるらしいです。

山に入るとキビタキが囀っています。去年はオスが少し成長した雛に餌をやる所を見たので、近くで繁殖していたようですが、巣の場所は分かりませんでした。

今年も付近で繁殖しそうですね。

今まで尾根を登ったことはありますが、谷を登ったことが無いので、今回は谷を登ろうと思います。

去年の巣を通り越して谷に降ります。

この谷には「くくり罠」という種類の害獣駆除用の罠があるので、気をつけて進みます。

罠がある所には必ず目立つ看板があるので、見落とすことはありませんし、万が一かかった場合には、外し方と復旧の仕方の知識は仕入れてあります。

遊びで山に入って、山で仕事をしている方や、地元の方に迷惑を掛けることは、なるべくしたくないですから。


道の無い山を歩く時は、靴の裏にスパイクを付けるのですが、谷を登っている途中で壊れました。

シンプルな構造なのでその場で直せました。

これが有ると無いとでは歩きやすさが全然違います。

2021年に巣があったホオノキまで来ました。

休んでいると、上の方からキビタキの囀りが聞こえてきたので、斜面を登って尾根に上がりました。

2021年にサンコウチョウの巣を観察していた辺りです。

尾根の途中には、神様か仏様があるので(すいません私にはどちらか判別つかないです。笑)手を合わせます。

信心深い訳ではないのですが、神様仏様があると無視出来ないんですよね。笑

キビタキのオスが近くに来てくれました。

メスも近くにいて、写真は撮れませんでしたが、追いかけっこをしたり、囀り合ったりしていました。

キビタキのオスは囀っていて、メスに近付く時「カッ、カッ、カッ」と鳴きながら飛んでいました。

初めて聞きました。

小さいカメラで撮っているので画質が悪いですが。

しゃがんでいると私がいる隣の木に来たので、寝転がって撮影しました。

手振れして見にくいし、途中オッサンの息遣いがキモいかもしれませんが・・・笑

動画の真ん中あたりで、ウグイスの囀りも聞こえていますね。

そう言えば2021年にサンコウチョウの巣を観察していた時もキビタキがいたので、毎年この付近で繁殖しているのでしょう。



私は人の多い連休中は外に出ずに家に籠るので、連休明けから忙しくなりそうです。

ここのキビタキ・サンコウチョウ、別の場所のミソサザイ・オオルリ、池のカワセミ・カイツブリなどなど・・・・・



zio's 探鳥とモノ作り

レザークラフト中心に、ハンドメイドが好きで、鳥メインで他に花、昆虫の写真を撮るのが好きです

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